ここから本文です

築地の場外新施設、来月開業に暗雲 盛り土問題が波及

朝日新聞デジタル 9月15日(木)3時0分配信

 東京都中央区の築地市場の隣に区が建設した商業施設「築地魚河岸」が、予定の10月にオープンするか、揺れている。豊洲新市場(江東区)で発覚した「盛り土」問題をうけ、元々移転しない築地場外市場にも思わぬ余波が広がっている。

【写真】開場を待つばかりの「築地魚河岸」=東京都中央区

 10日、築地魚河岸に入る水産や青果の仲卸ら56業者の関係者が集まった開業準備協議会。区側が、築地市場の移転が見通せないことを理由に「10月15日の開業が延期になる可能性もある」と伝えると、出席者からため息が漏れた。

 「豊洲の問題とは別物だと思っていた。死活問題ですよ」。現在は築地市場内で鮮魚の仲卸を営む60代女性は、こう嘆いた。豊洲新市場と築地魚河岸の両方にそれぞれ新店舗を出す予定だが、「豊洲は一般客の入場制限が厳しくなりそうで、店舗も狭い。出入りが自由で店舗が広い築地魚河岸に期待していた」。協議会の後、築地魚河岸での店舗工事をストップさせたという。

 築地魚河岸は、プロの料理人が築地で魚や野菜を仕入れられるよう、市場機能の一部を持たせた施設だ。イベントなども開き、観光客も呼び込む。築地市場がなくなっても、築地ブランドを守ろうと区が約35億円かけ、3月に建物が完成した。築地市場の移転約3週間前にオープンし、「さよなら特需」で築地に来る観光客らに新施設をアピールする狙いもあった。

朝日新聞社

最終更新:9月15日(木)5時54分

朝日新聞デジタル

いかにして巨大イカを見つけたか
人類は水中撮影を始めたときから巨大イカ(ダイオウイカ)を探し求めてきました。しかしその深海の怪物を見つけることは難しく、今まで撮影に成功したことはありませんでした。海洋学者であり発明家でもあるエディス・ウィダーは、ダイオウイカの初の撮影を可能にした知見とチームワークについて語ります。