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辻沙絵、悲願の銅 ハンドから転向 陸上女子400メートル

夕刊フジ 9月15日(木)16時56分配信

★リオ・パラリンピック 第8日(現地14日)

 ■陸上・女子400メートル(切断などT47)

 陸上女子400メートル(切断などT47)で辻沙絵(21)=日体大=が1分0秒62で銅メダルを獲得した。1年半前にハンドボールから転向した日本パラ陸上の新星。メダル獲得を公言して、有言実行の決勝だった。

 前半は抑え気味に出て、中盤以降に順位を上げた。計算通り3着に入る見事なレースだった。

 生まれつき右肘から先がないが、小学校5年からハンドボールを始め、日体大のハンドボール部に所属。昨年3月、障害者スポーツを研究する教授のすすめで陸上競技へ転向し、わずか1年半でメダルを手にした。

 陸上をすすめられたのは体力測定で瞬発力の高さが際立っていたからだが、一般選手と一緒にプレーしてきただけに、当初は障害者スポーツには前向きになれずにいた。並行して取り組むことになったが、すぐに100メートルと200メートルで日本新記録を連発。世界選手権代表に選ばれ、陸上に専念する決意をした。

 ハンドボールをあきらめるのには葛藤もあったが、「メダルを目標でやってきたのですごくうれしい。たくさんのものを犠牲にして辛い練習も乗り越えてきた。レース中は焦ったら負けると思った。皆さんに応援してもらったおかげ」。涙が止まらなかった。

最終更新:9月15日(木)16時56分

夕刊フジ