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<パラ車いすテニス>上地の活躍に励まされ 難病の高校後輩

毎日新聞 9月15日(木)10時11分配信

 リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすテニス女子シングルスで銅メダルを獲得した兵庫県明石市出身の上地結衣(22)=エイベックス=に勇気づけられている青年がいる。全身の筋肉が骨に変形する難病と闘いながら、上地の母校、市立明石商業高校を今春卒業した山本育海さん(18)。難病と障害の違いはあるが、ハンディキャップを抱えながらも大舞台で戦う先輩の姿に励まされている。

 山本さんは小学3年の時、「進行性骨化性線維異形成症」(FOP)と診断された。闘病を続けながら支援団体とともに署名活動に取り組み、国の難病指定を受けた。iPS細胞研究が治療に役立つ可能性があると知って京都大で研究する山中伸弥教授と面会。治療薬開発のため体細胞を提供した。高校卒業後は、全ての難病治療の進展を願って支援の寄付を呼びかける講演活動に取り組んでいる。

 上地が高校生としてロンドン・パラリンピックに出場した2012年は中学生だった山本さん。面識はないが、高校で先生から話を聞くなどして「障害を抱えながら、スポーツで頑張っているのはすごい」と感じていた。

 「一生懸命頑張って銅メダルを獲得した先輩を誇りに思う。僕も頑張ろうという気持ちになった」。病気は今も進行し、痛みと闘う日々だが、「上地さんに負けないように、難病研究への支援を呼びかけていきたい」と意気込む。【駒崎秀樹】

最終更新:9月15日(木)10時31分

毎日新聞