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カネゴンや区長も参戦!再開発で揺れるシモキタ、映像を通してイベントが続々

シネマトゥデイ 9/15(木) 18:39配信

 “シモキタ”の愛称で知られる東京・下北沢で、再開発が進む街の変遷を映像で見ながら、街の未来を考えていこうというイベントが相次いで開催される。ライブトークには保坂展人世田谷区長もパネリストの一人として参加予定で、白熱したトークが展開されそうだ。(中山治美)

映画『下北沢で生きる SHIMOKITA 2003 TO 2014』場面写真

 まず、9月17日~10月7日、シモキタ唯一の映画館トリウッドで行われるのが「下北沢、50年の変遷」と題した特集上映。昨年5月にもシモキタに縁のある作品を集めた特集上映を行っており、今回は第2弾。公開10周年を迎えたアニメ『鉄コン筋クリート』(2006)のほか、人気特撮テレビ「ウルトラQ」や「ウルトラマンティガ」といった貴重なテレビシリーズも含めた6作が並ぶ。

 注目は、「ウルトラマンQ」シリーズの「カネゴンの繭」(1966)。人気キャラクター、カネゴンと子供たちが、50年前の下北沢一番街を歩くシーンは、牧歌的で微笑ましく、時代の豊かさすら感じさせてくれる。また「ウルトラマンティガ」より上映される「ウルトラの星」(1997)には、東京・世田谷の砧にあった当時の円谷プロ(現在は渋谷区)が登場するという。

 ラインナップのヒントとなったのは、『シン・ゴジラ』公開に合わせて企画された雑誌「東京人」374号(2016年8月号)の特集「1960年代 特撮と東京」だという。雑誌を手にした同劇場代表の大槻貴宏オーナーは、すぐに円谷プロに連絡し、上映許可を取った。

 大槻オーナーは「シモキタで撮影された特撮モノがあるなんて、新たな驚きがありました。平和な時代だったのでしょうね(笑)。昨年、特集をしてみて、改めて自分自身がこの街を見つめ直すきっかけになったので、今後も定期的に特集できたらと思っています」と語り、同劇場の名物企画となりそうだ。

 9月18日、19日の2日間に渡って行われるのは、市民イベントSHIMOKITA VOICE2016。シモキタでは2004年から小田急電鉄複々線化下北沢駅地下工事がはじまったが、2006年にさらに街を横断する都市計画道路、補助54号線(第1期工区)と区画街路10号線の事業認可が都から下りた。これをきっかけに、皆で語り合う場を設けようと2007年にスタートし、今年で10回目となる。

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最終更新:9/15(木) 19:43

シネマトゥデイ