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話題性負けない!豪栄道、三役以上ただ一人4連勝/秋場所

サンケイスポーツ 9月15日(木)7時0分配信

 大相撲秋場所4日目(14日、両国国技館、観衆=1万816)4度目のかど番となる大関豪栄道(30)が、貴ノ岩(26)を寄り切って4連勝。三役以上でただ一人、無傷を守った。綱とりの大関稀勢の里(30)は平幕嘉風(34)を下して連敗を回避し、2勝目。平幕隠岐の海(31)が逆(さか)とったりで大関照ノ富士(24)を破り、昭和以降初めて初日から大関以上に4連勝した平幕力士となった。

 上手が遠い。得意の右四つに組み止めた豪栄道だが、先に相手に上手を与え、辛抱の体勢でときを待った。

 「いいところを取られたからね。あわてずにいこうと…」

 呼吸をはかりながら右からの下手投げで崩し、貴ノ岩の下手を切る。左手をまわしにかけながら前へ出て、一気に寄り切った。7月の名古屋場所では7勝8敗と負け越し。4度目のかど番だが、三役以上ではただ一人土つかずの4連勝だ。

 師匠の境川親方(元小結両国)は理事として11月の九州場所担当部長に就き、2日目から同地へ向かった。稽古場には姿がみえないものの、前日にはおかみさんを通じてメッセージが託されており、離れていても厳しい“指導の目”が行き届く。

 発奮もする。豪栄道が所属する境川部屋は保守本流といわれる出羽海一門に属している。規律、統制が厳格とされる一門で、力士ではなかった初代を除く12代11人の日本相撲協会理事長のうち7代6人を同一門から輩出する名門だ。現役力士の番付では豪栄道が「総大将」の立場にある。

 一大対抗勢力の二所ノ関一門は「総大将」の大関稀勢の里が3場所連続、5度目の綱とり場所。この2つの一門のライバル関係が栃錦-初代若乃花の「栃若時代」、北の湖-輪島の「輪湖時代」など土俵史を彩ってきたこともあり、豪栄道は「(出羽海一門は)看板が大きい。引っ張っていく気持ちはある」。

 稀勢の里は序盤からつまずき、早くも2差がついた。「とくに考えていない。一番、一番に集中して。でも、プロだから注目されないとね」。使命感に火がついた。

最終更新:9月15日(木)7時0分

サンケイスポーツ