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【WBC世界Sバンタム級王座戦】長谷川穂積に「中米の罠」

東スポWeb 9月15日(木)16時30分配信

 元WBCバンタム&フェザー級王者の長谷川穂積(35=真正)が3階級制覇に挑むWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(16日、エディオンアリーナ大阪)に「中東の笛」ならぬ「中米の罠」が二重でかけられた。いずれも王者のウーゴ・ルイス(29=メキシコ)に有利に働きそうなモノで、長谷川にとっては大きな試練。14日までに問題は両方ともクリアされたというが、本当にひと安心なのか――。

 この日発表されたルイスVS長谷川のレフェリーはパナマ人のエクトル・アフー氏。メキシコとパナマは同じ中米ということで、長谷川にとっては地元・大阪での王座挑戦ながら、アウェーとも思える状況に置かれた。

 日本のスポーツ界は同じようなケースで痛い目に遭ったばかりだ。今月1日に埼玉スタジアムで行われたサッカーのロシアW杯アジア最終予選のUAE戦では、カタール人の主審が不可解判定を連発。ゴールラインを割ったように見えたFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)のシュートがノーゴールと判定される「中東の笛」もあって1―2で敗れた。

 PKやFK、オフサイドなどの判断ができるサッカーの審判と、採点に参加しないボクシングのレフェリーでは役割が異なる。それでもレフェリーはダウンかスリップか微妙な判断をしたり、TKOで試合を止める権限は持つ。今回のダブル世界戦のプロモーターでもある帝拳ジムの本田明彦会長(69)は「日本に何度も来ているし、彼ほど優秀なレフェリーはそういない。全く心配ないよ」と一笑に付したが、王者と同じ中米の人間というのはやはり気になる。

 長谷川にとって、もう一つの不安点はグローブ。今回使用するのは、4回TKO負けでWBCバンタム級王座から陥落した2010年4月のフェルナンド・モンティエル(37=メキシコ)戦以来となるメキシコ製のもの。当時はモンティエルがグローブの内綿を偏らせて破壊力を上げたとも言われ「石で殴られているみたい」と悲鳴を上げた長谷川はメッタ打ちにされた。

 細工の証拠はないが、“二の舞い”を避けるため、真正ジムの山下正人会長(54)は「ルイスがグローブを着ける際は日本ボクシングコミッションに立ち会ってもらう」と明言。これで一応、試合前の心配は消えた。あとは「ファンに喜んでもらえるように試合して、王者になれたら」と話す長谷川が有言実行するだけだ。

最終更新:9月15日(木)17時20分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。