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行列レポ「iPhone 7 Plus完売」でアップルストア前が混乱

アスキー 9月15日(木)19時58分配信

iPhone 7の行列に並んでいる、ITジャーナリスト 三上 洋氏から、最前線レポが到着!

 恥ずかしながら、iPhone 7の行列に並んでいます。予約がとれなかった筆者は、発売日当日にどうしても入手したくて、発売2日前からアップルストア表参道に並びました。しかし前日になって店頭在庫ゼロと発覚。どうしたいいのかと、肩を落としているところです(笑)。
 
一転して「完売」のステートメント
 まずここまでの経緯をまとめておきます。
iPhone 7/7 Plusは、9月9日からネット予約がスタートしました。人気のあるのは7 Plusの新色のジェットブラックですが、当日の店頭受け取りは数分で消え去りました。
 
 10分後に予約画面を見た友人によれば、「当日受け取り」が指定できたのは名古屋だけだったとか。つまりネット予約でも「Plusジェットブラックの当日受け取り」は、無理だったわけです。
 
 そこで当日在庫を狙うことにしました。iPhone発売では、予約とは別に「予約無しでの店頭在庫」を持っています。それ目当てに、みんな並ぶわけです。今回も事前の噂では「店頭在庫はある、アップルストア表参道店が多め」と流れていました。
 
 噂をもとにアップルストア表参道店に、2日前から並んでみました。20時30分から並んで、先頭から3番目でした。
 
 一晩たった15日(発売前日)の午前中に、アップル側が人数と買う機種の調査を開始しました。その時点では、明言はしないものの「予約なしでもiPhone 7 Plusのジェットブラックは買えそう」というニュアンスでした。
 
前日に「iPhone 7 Plus完売」のステートメントが出る
 ところが前日15日の16時、アップルから突如ステートメントが出ます。
 
【ステートメント】
 
 おかげさまでiPhone 7とiPhone 7 Plusが大変好評で、世界中の直営店や各販売店様でいよいよ販売開始となるのを楽しみにしています。
 
 金曜日より、iPhone 7のシルバー、ゴールド、ローズゴールド、そしてブラックはご予約のないお客様にも販売する在庫を若干数ご用意しております。
 
 一方、オンラインの予約販売を通じて、すべてのiPhone 7 PlusとiPhone 7のジェットブラックが完売となり、店舗販売分がご用意できませんでした。なお、各販売店様の状況は異なりますので、直接各店舗にお問い合わせください。
 
 お客様は引き続き全色、全モデルがAppleのオンラインストアで 注文可能です。
できるだけ早い段階で皆様ご希望のiPhoneが入手できるよう努力いたしますとともに、お待ちいただけることを心から感謝申し上げます。
 
【原文】
 
 We couldn't be happier with the initial response to iPhone 7 and
iPhone 7 Plus, and we are looking forward to beginning sales through
our retail stores and partners around the world.
 
 Beginning Friday, limited quantities of iPhone 7 in silver, gold, rose
gold, and black will be available for walk-in customers at Apple
retail stores. During the online pre-order period, initial quantities
of iPhone 7 Plus in all finishes and iPhone 7 in jet black sold out
and will not be available for walk-in customers. Availability at
partner locations for all finishes may vary and we recommend checking
directly with them.
 
 Customers can continue to order all models in all colors on apple.com.
We sincerely appreciate our customers’ patience as we work hard to get
the new iPhone into the hands of everyone who wants one as quickly as
possible.
 
 このステートメントが出た直後、表参道店でも動きがありました。責任者と思われるスタッフが、並んでいる人全員に個別説明。
 
 「今日になってわかったのですが、iPhone 7 Plusはまったく在庫なしと判明しました。申し訳ありません。」と告げたのです。午前中の説明とは一変し、予約なしではiPhone 7 Plusはまったく買えないことがわかりました。
 
 スタッフも混乱しており、最初は「iPhone 7 Plusはジェットブラック以外はある」と説明する(あとで撤回)など混乱していました。
 
 行列の前のほうは、ほとんどが「iPhone 7 Plus ジェットブラック」狙いでしたから、がっかり。一晩並んだのに買えないことがわかり落胆です(見てる人はメシウマかもしれませんねw)。
 
 アップルはここで異例の対応をしました。午前中までに並んでいた人に限り、お詫びとしてApple Storeでの購入に使える「Apple Storeカード」を配ったのです。
 
 驚くことに額面は、何と1万円。こんなに高額なカードをお詫びに出すとは予想外でした。
 
在庫が足りなくなったのか?
 iPhone 7/7 Plusは、日本だけの独自モデルです。ご存知の通り、FeliCa対応のために、日本だけ製品が異なっています。日本のiPhone市場は、全世界の10%以下ですから、よくも独自モデルを用意したなと思います。
 
 日本だけの製品にしたことで、もしかしたら在庫の調整がうまくいかず、iPhone 7 Plusが足りなくなった可能性があります。iPhone大好きの熱狂的なファンは、発売当日に最高スペックを欲しがりますから、発売直後はiPhone 7 Plusが人気のなるのは明らか。アップル側はこの在庫の読みを間違えていたのかもしれません。
 
 その結果、上記のステートメントのように、発売前日に「iPhone 7 Plusの在庫なし」という発表になったのでしょう。
 
 この原稿は発売前日の18時に書いています。並んだのにiPhone 7 Plusが買えない、さてどうしようと途方にくれている状態です。並んでいる我々は「日本重視で、日本専用モデルを出すのなら、ちゃんと在庫も用意しろよー!」と心のなかで叫んでいます(笑)。
 
 
文● 三上 洋(ITジャーナリスト)

最終更新:9月23日(金)16時35分

アスキー