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<パラ自転車>2人でつかんだ女子初のメダル 鹿沼と田中

毎日新聞 9月15日(木)11時27分配信

 【リオデジャネイロ長田舞子】リオデジャネイロ・パラリンピック第8日は14日、自転車の女子タンデム個人ロードタイムトライアル(視覚障害)で鹿沼由理恵(35)=楽天ソシオビジネス=が39分32秒92で銀メダルを獲得した。3位との差は0秒89。「パイロット」と呼ばれる健常者で先導役の田中まい(26)=日本競輪選手会=と2人でつかんだ自転車女子で初のメダルに鹿沼は「最後まであきらめなくて良かった」と涙をぬぐった。

 30キロのタイムを競うこの種目は視覚障害の選手が後ろに乗り、前に乗るパイロットはハンドル操作をする。チェーンは一つで前後のペダルが連動して動くため、2人の呼吸が合えばこぐ力は何倍にもなるが、反発すればマイナスに働く。

 生まれつき弱視の鹿沼は2010年バンクーバー・パラリンピックでノルディックスキーの距離に出場して7位入賞した。14年ソチ大会を目指していたが、左肩の故障で断念。4年前に自転車に転向した。パイロットを探していた13年に出会ったのがプロの競輪選手の田中だった。2人で14年世界選手権のロードタイムトライアルでも優勝した実績がある。

 しかし、スタート前にギアが変わらないことに気づいた。通常はカーブなど状況に応じてギアを変えるが、田中は一番重いギアのまま「鹿沼さんがメダルを取りたいという気持ちは痛いほど分かっていた」とペダルに力を込めた。

 苦しいレースを耐え抜いた鹿沼は「足を止めてしまえば簡単なことだが、本気で戦ってくれる彼女と表彰台に上がりたかった」と振り返る。少し緊張した面持ちで表彰台に上った2人は恥ずかしそうに笑った。

最終更新:9月16日(金)16時39分

毎日新聞

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