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<児童虐待>通告2万4511人 上半期最多

毎日新聞 9月15日(木)11時44分配信

 警察庁は15日、虐待を受けている疑いがあるとして、今年上半期(1~6月)に全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは2万4511人(前年同期比42%増)で、上半期の統計を取り始めた2011年以降、最多を更新したと発表した。虐待に関する検挙件数は512件、検挙人数は528人でいずれも過去最多。担当者は「虐待に対する社会的な意識の高まりに伴い、住民からの通報が増えている」と話している。

 通告された2万4511人のうち、暴言などの心理的虐待を受けたのは1万6669人で7割近くを占めた。身体的虐待は5025人で約2割、育児怠慢・拒否は2688人、性的虐待は129人だった。心理的虐待のうち、子どもの前で配偶者に暴力をふるう「面前DV」が7割を占めた。

 加害者が検挙された事件では、512件のうち身体的虐待が415件で最も多く、性的虐待70件、心理的虐待16件、育児怠慢・拒否11件と続く。

 容疑別では傷害(221件)や暴行(159件)が多く、殺人(未遂を含む)も26件あった。強姦(ごうかん)と強制わいせつはともに17件。

 子どもとの関係は、加害者528人のうち実父が223人で最も多く、実母137人、養父・継父は79人だった。性的虐待では、検挙された71人のうち、養父・継父が26人で最多で、実父は19人だった。

 被害に遭った子どもは523人で、そのうち19人が殺人などで死亡した。【川上晃弘】

最終更新:9月15日(木)14時17分

毎日新聞