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涙で「胸張れる」=自転車〔パラリンピック〕

時事通信 9月15日(木)9時44分配信

 男子自転車のタイムトライアルで、藤田は歯を食いしばってフィニッシュ。「最後まで苦しむつもりでいた」。直線の多いコースでの力勝負。海からの強い横風に逆らうように、義足の両足でペダルを力強く踏みつけ、自身5個目のメダルを獲得した。
 北京大会で銀、ロンドン大会では銅。唯一手にしていない金メダルは、世界選手権1位のアイルランド選手にさらわれた。「勝つためにここに乗り込んできたが、尊敬できるチャンピオンに負けた。強い相手に負けたんだと胸を張れる」と声を震わせた。
 トライアスロンにのめり込んだ大学時代、練習中の事故で足を失った。2007年から本格的に自転車に取り組み、義足の改良を繰り返しながら高みを目指してきた。全力を出し切った31歳は「準備してきたことははき出せた。ほっとしている」と振り返った。(時事)

最終更新:9月15日(木)9時50分

時事通信