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<福岡・小5殺害>「絶対死刑に」女児の母、公判で心境

毎日新聞 9月15日(木)12時50分配信

 福岡県豊前市で昨年1月、小学5年の女児(当時10歳)を殺害したとして殺人や死体遺棄などの罪に問われた同市の内間(うちま)利幸被告(47)の裁判員裁判は15日、福岡地裁小倉支部(柴田寿宏裁判長)で証人尋問があった。検察側の証人として出廷した女児の母親は時折、涙で声を詰まらせながら「娘を返してほしい。被告は絶対に死刑にしてほしい」と訴えた。事件後、女児の母親が公の場で心境を明らかにしたのは初めて。

 母親は「娘は誰にでも優しく、どんなことにも一生懸命頑張る、控えめだけど真面目な子だった。本当に可愛かった……」と話すと絶句した。続けて「一緒に旅行に行くことなどを楽しみに生活していた。これからの成長を楽しみしていたのにそれを奪われた」と悔しさをにじませた。内間被告に対しては「全く反省していないように感じる。娘に非があるような主張をし、母としても女性としても許せない。これ以上、娘を侮辱しないでほしい」と語気を強めた。

 母親は、被告や傍聴席から見えないよう三方についたてを置いた証言台で、検察側の質問に応じた。裁判員の一人は涙が頬を伝うのもそのままに母親の話を聴き入り、内間被告はうつむいたまま微動だにせず聴いていた。午後からは被告人質問や女児の父親の意見陳述が予定されている。

 起訴状によると、昨年1月31日、豊前市の知人宅で女児の首を絞めて殺害した後、遺体をバッグに入れて自宅に運び遺棄したなどとされる。内間被告は初公判で「殺意はありませんでした」などと述べ、死体遺棄罪以外について起訴内容を否認している。【浅野翔太郎、木村敦彦】

最終更新:9月15日(木)17時25分

毎日新聞