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<富山>木造ウイスキー蒸留所を改修「観光拠点に」

毎日新聞 9月15日(木)13時35分配信

 富山県砺波市三郎丸の酒蔵「若鶴酒造」(串田茂社長)は14日、昭和初期に建築されたウイスキー蒸留所を、見学ができるよう改修するプロジェクトを発表した。資金調達には「ウイスキーファンを増やしたい」との思いから、インターネットで財源提供する「クラウドファンディング(CF)」を活用。来年6月からの見学受け入れを目指す。【青山郁子】

 同社は今夏、蔵の中から発見された1960年蒸留のウイスキーを「三郎丸」と名付けて、1本55万円(税別)で発売。販売本数の約4倍の応募があり、話題となった。

 今回改修予定の「三郎丸蒸留所」(延べ床面積987平方メートル)は、富山市の「不二越」の払い下げ工場を戦前に移築。戦後、米不足に伴い52年からウイスキーの蒸留を始め、現在は年間約2000リットルを生産している。

 明治時代に西洋から導入された建築技術と、日本の木造技術が融合した「木造様式トラス構造」という今では珍しい建築様式。老朽化で傷みが激しいため、「文化的にも貴重な建築物を保存し、見学にも対応した観光拠点にしたい」と改修することになった。

 計画では、銅製蒸留器の導入なども含めて計約6500万円が必要で、うち2500万円をCFで調達する。資金提供者には金額に応じて、クリアファイルなどのセット(提供額5000円)から「樽(たる)ごとオーナー」(同150万円)まで、オリジナルのグッズが贈られる。「三郎丸」ウイスキーの50ミリリットルミニボトルが入ったセット(同8万円)や、ウイスキーとミニ樽(だる)などのセット(同30万円)もある。目標額に達しなかった場合、見学対応化工事は実施せず、提供資金は返還される。

 プロジェクトリーダーの稲垣貴彦取締役は「本州の日本海側唯一のウイスキー蒸留所を、皆さんの力で再興し、富山の魅力を発信したい」と張り切っている。CFは11月30日まで。申し込みは https://readyfor.jp/projects/saburomaru から。

最終更新:9月15日(木)13時35分

毎日新聞

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