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京都府警30代巡査部長が警察学校卒業試験でカンニング「覚えられなかった」…処分はなし

スポーツ報知 9月15日(木)6時9分配信

 京都府警の30代の男性巡査部長が、近畿管区警察学校(堺市北区)の卒業試験でカンニングをしたとして退校処分となっていたことが14日、分かった。巡査部長は、1日付で本部長訓戒の処分も受けた。

 府警によると、8月下旬の卒業試験の際、不審な動きをする巡査部長に試験官が気付き、メモを持ち込んでいるのが発覚した。巡査部長は「どうしても覚えられない部分があったので、やってしまった」などと話しているという。

 管区警察学校は、昇進試験に合格した警察官が各階級に応じた知識や教養を身に付けるための教育訓練施設。この巡査部長は昇進試験に合格したのに合わせ、7月に入校していた。今後、再度入校する形を取るかどうかは検討するという。

 この巡査部長はカンニングという“不正”を行ったにもかかわらず、降格処分などはなく、現在も府南部の警察署に所属し、勤務している。通常勤務に就いていることに関して、府警の担当者は「大学を中退した場合に卒業の資格を得られないのとは違って、既に昇進試験に合格していることから、巡査部長としての資格はある」と説明。ただ、府警ではカンニングも含め、素行不良などで警察学校を退校になった例はないとしており、異例の事案であることは間違いない。

 卒業試験は、警察官としての任務に必要なことなどが出題される。受験者には順位が付けられるが、卒業の可否には関係がない。成績がその後の勤務に影響を与えるかどうかについて府警では「ほとんど(影響は)ないと思います。さらに上の階級への昇進についても、試験に合格するかどうかなので」と話した。

 昇進試験に比べると、重要度の低い卒業試験でなぜカンニングをしようとしたのか? 担当者は「理由はよく分からないですね」と首をかしげていた。

 ◆警察官の階級 警察官は巡査から警視総監まで9つの階級があり、階級外のポストとして最上位に警察庁長官がいる。警察官採用試験に合格すると巡査となり、警部までは実務経験と試験で、その後は選考で昇進。国家公務員試験に合格した“キャリア組”は警部補からスタートし、採用後7年で一斉に警視に昇進する。「踊る大捜査線」で例えると、織田裕二演じる青島刑事が最初に登場した時が巡査部長。

最終更新:9月15日(木)6時9分

スポーツ報知

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