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『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』フルリメイク版&オリジナル版を試遊! その違いは?【TGS 2016】

ファミ通.com 9月15日(木)19時2分配信

文・取材・撮影:ライター 西川くん

●フルリメイク版&オリジナル版の序盤が体験可能!
 2016年9月15日(木)から9月18日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2016(15日・16日はビジネスデイ)。同イベントのセガゲームスブース内にて『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』の体験版が2種類出展されている。今回はそのプレイリポートをお届けしよう。

 なお、筆者は1996年に発売されたオリジナルのNEC PC-9800シリーズ版と、1997年に移植されたセガサターン版をプレイ済み。TGSウィンドウズ版については未経験なので、その点についてはご了承願いたい。

【23:00ごろ】
 記事初出時、一部記載に誤りがありましたため、訂正いたしました。

 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、1996年にNECのPC-9800シリーズにて発売され、壮大なストーリーと独自システムでもある“A.D.M.S”(アダムス:オート分岐マッピング・システム)が人気を集めたアドベンチャーゲーム。1997年にはセガサターンにて移植され、キャラクターボイスが付いたりと新たな要素も加わった。そして今回の、プレイステーション Vita、プレイステーション4用ソフト『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、“神ゲー”と名高いオリジナル版をフルリメイクした作品となっており、限定版と通常版の初回生産分特典には、オリジナル版をPS4に移植したものが遊べるのだ。

 今回、“東京ゲームショウ 2016”では、フルリメイク版のプロローグの一部と、オリジナル版のプロローグと本編序盤をプレイすることができた。まずは、フルリメイク版のプレイインプレッションをお届けしよう。なお、今回はふたつの『YU-NO』を体験させていただいたが、一般公開日ではどちらが遊べるかはランダムなので注意してほしい。

●フルリメイク版は、懐かしくも新しい。
 プロローグは、“話す”、“移動する”といった選択肢を選んで進んでいく。その点はオリジナル版と同じシステムだが、そこに、バックログ、メッセージスキップ、オート進行など、オリジナルにはなかった便利なシステムが加わっているのが、なんともうれしい。

 ゲームを開始してすぐに「あっ!」と思ったのは、BGMの存在。オリジナルではストーリーもさることながら、FM音源によるメロディーが物語をより奥深く演出していたのだが、そのFM音源の雰囲気を残しつつ楽曲がアレンジされており、新しさの中にどこか懐かしさを感じさせてくれた。

 そして、本作の始まりは保険医の武田絵里子先生のパンツが見えちゃうシーンから。構図などは同じまま、イベントCGが描き下ろされている。また、イベントCGにはオリジナル版にはない演出が追加されていた。例えば、パンツを中の凝視すれば、そのパンツにクローズアップ……というわけ(笑)。

 登場するキャラクターだが、見た目の印象はガラリと変わっているものの、キャラクター性はそのままに新鮮なイメージを感じることができた。主人公の後輩である結城正勝は、個人的に子分のようなイメージだったのだが、かわいい後輩といった感じ。王道ツンデレヒロインである島津澪は、ツンツン部分のキツめなイメージがやわらかくなり、かわいらしさが増しているように感じた。

 主人公・有馬たくやの軽口&セクハラも、本作を語るうえで欠かせないポイントだろう。そちらもしっかりと再現されていて、セクハラ発言やボケなどが修正されているような部分は見受けられなかったので、ご安心を(笑)。また、檜山修之さんが演じたセガサターン版は、自分の中では“チャラい”印象だったが、今回、たくやの声を担当している林勇さんの演技は、チャラ男というよりは気だるい男子学生といった感じ。そんな中に、父である有馬広大(声は藤原啓治さん)の面影が残っているのが、物語をグッと奥深いものにしていた。

 背景も新たに描き下ろされており、美麗なグラフィックからまるで現代のお話のように個人的に感じていたが、たくやの自宅にはブラウン管テレビや時代を感じさせる電話機などが残っており、時代は1990年代なのだろうということも読み取れた。

 全体的にはゲームのおもしろさはすべてそのままに、より遊びやすくなったという印象。残念ながら、新たに搭載された“プルーフターゲットシステム”を使用した探索部分は体験できなかったが、プロローグだけでも十分にフルリメイク版の魅力を感じ取れたので、ぜひ体験版をプレイして、その魅力を確かめてほしい。会場で、胸を触れ、尻をなで、太ももを凝視せよ!

●オリジナル版にも新機能が追加!
 オリジナル版は当時のテキスト、グラフィック、BGMもそのまま! プレイしたことがある人には懐かしく、プレイしたことがない人には新しい体験が待っている。描き込まれたグラフィックに、FM音源のBGMを十分に堪能しよう。

 そしてうれしいのが、オリジナルにはなかったバックログ、スキップ、オート進行機能の搭載! 探索パートの難易度は高く、何度も同じテキストを読むことになってしまいがちなのだが、スキップなどを駆使すれば、サクサクと探索が進むだろう。

 探索パートのカーソル移動は、十字キーか左右のアナログスティックで行う。カーソルを合わせるのが難しいポイントには、合わせやすいようにポイントがあり、遊びやすく工夫されていた。

 多彩に分岐する探索の難しさや、“A.D.M.S”に使用する“宝玉”(物語のポイントを宝玉を使ってセーブすると、いつでもそのポイントにワープできる)の数が8個と、オリジナル版の難易度もそのまま。そのやり応えは抜群なので、フルリメイク版を遊んだあとに遊んでみたり、フルリメイク版を始めるまえに遊んでみるのもいいだろう。オリジナル版の魅力を、TGSでぜひ体験してほしい。

●クリアポスターなどをゲット!
 9月17日(土)、18日(日)の一般公開日に『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』を試遊すると、ユーノが描かれたクリアポスターがもらええるぞ。さらに、会場ではクリアファイルとうちわを配布している。数に限りがあり、なくなり次第終了とのことなので、ぜひ会場に行ってゲットすべし!!

最終更新:9月15日(木)22時53分

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