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米小売売上高、8月は予想超える落ち込み 内需減速を示唆

ロイター 9月15日(木)22時28分配信

[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が発表した8月の小売売上高は前月比0.3%減と、市場予想の0.1%減を超える落ち込みとなった。自動車など多岐にわたる分野が低調で、内需減速の兆候を示唆し、米連邦準備理事会(FRB)が来週利上げを見送るとの見方がさらに高まる可能性がある。

前年比では1.9%増だった。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズ(ペンシルベニア州)の首席エコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「家計の買い控えで製造業者の生産が滞った」とした上で「FRBが指標内容に従うのであれば、利上げは12月の公算が大きい」と述べた。

7月分は横ばいから0.1%増に上方修正された。

自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除くコア小売売上高は0.1%減。市場予想は0.3%増だった。前月分は0.1%減に下方修正された。

8月指標は、製造業活動が減速したほか、雇用の伸びも鈍った。小売売上高も予想以上の落ち込みとなったことで、第3・四半期に景気が大きく持ち直すとの期待が後退する可能性がある。

TD証券のエコノミスト、ブリタニー・ボーマン氏は「家計消費の勢い継続は米連邦準備理事会(FRB)が求める経済成長像の重要な要素であり、第3・四半期における減速はFRBが唱える忍耐強さに整合する」とし、「9月利上げは時期尚早」と話す。

内訳では自動車が0.9%減となったほか、ガソリンスタンドが0.8%減。オンライン小売は0.3%減、スポーツ用品・趣味は1.4%減だった。家具、建材なども減少した。

一方、衣料品は0.7%増、電子機器・家電は0.1%増、外食は0.9%増だった。

*内容を追加して再送します。

最終更新:9月16日(金)4時23分

ロイター