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本木雅弘、「永い言い訳」撮影で「西川監督にサディスティックに攻められた」

映画ナタリー 9月15日(木)22時5分配信

「永い言い訳」の完成披露試写会が本日9月15日に東京・よみうりホールで行われ、キャストの本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、山田真歩、監督の西川美和が舞台挨拶に登壇した。

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「永い言い訳」は、西川による同名小説をもとにしたヒューマンドラマ。妻の事故死を悲しむことができずにいる作家の衣笠幸夫が、同じ事故で母を失った兄妹とその父親との交流を通して変化していくさまを描く。

イベント冒頭で西川は「発案は震災があった年の暮れくらいで。突然の別れを経験した人が、その後どのように立ち直っていくかというドラマを作ってみたいと思いました」と述懐。続けて「子供がいる友達の家に泊めていただいたり、体験取材をしながら少しずつ作っていきました」と制作過程を語った。

自身が演じた衣笠との共通点を聞かれた本木は「自意識の塊なところですね」と即答。西川は「まさかここまで似てるとは思わなかったです。(本木の)奥さまがご家庭にあった台本を読んで『これあなたにそっくりよ!』と言ってくださったみたいで」と裏話を明かし、観客を沸かせた。

本木が本作の撮影を「今回は西川さんにいたぶられるような演出で。『そんな簡単にセリフを吐き出さない。もっと自分の中でジクジクして』という感じで、サディスティックに攻められました」と振り返ると、西川は恥ずかしそうな表情を浮かべる。さらに本木が「今回は濡れ場がありまして、勢い余って黒木華さんの耳たぶを舐めてしまいました。“濡れ場キング”の池松壮亮さんに負けないようにね」と述べると、会場は笑い声であふれ返った。

竹原は「俺にできるのかなって不安はありましたけど、ベストは尽くせたと思います」と手応えを語る。また「娘役の玉ちゃんはセリフを上手に言うことはもちろんできるんですが、台本に載ってないフリースタイルもすげー炸裂させてくるわけです。たじたじしちゃいました」と撮影時のエピソードを披露すると、白鳥は笑顔を浮かべた。

最後に本木は「立場によって受け取り方が異なる、とても深い映画だと思います。ぜひ身につまされてください」と、西川は「生々しくて人の血が通った作品ができました。自分が作ってきた映画の中で、唯一ほのかな幸福感とともに終わっていけたなと。今まで『家族で観てください』とか言いづらかったんですけど、本作は自分の大事な人やご家族と薦め合えるものになっていると思います」と思いを伝え、イベントは幕を閉じた。

「永い言い訳」は10月14日より全国ロードショー。



(c)2016「永い言い訳」製作委員会

最終更新:9月15日(木)22時5分

映画ナタリー