ここから本文です

<大相撲>じっくり勝機逃さず 冷静、高安4連勝

毎日新聞 9月15日(木)22時1分配信

 新関脇の高安が魁聖をじっくり攻め切った。大相撲秋場所5日目の15日、初日黒星後の4連勝に「いいスタートを切った。前向きに行きたい」と中盤以降に向けて意欲は増す。

 立ち合いで左を差した高安。辛抱して右前みつをつかむと、魁聖の巻き替えに乗じて前に出て、最後は195センチ、198キロの巨体を土俵下まで押し出した。

 高安は「左が入ったのが良かった。自分の体勢になるまで落ち着いて(勝負を)決めるのが理想。慎重にうかがっていた」と勝機を確実に捉えた。落ち着いた取り口に、同じ二所ノ関一門の芝田山親方(元横綱・大乃国)も「粗削りなところがなくなった。無理に勝負にいかなくなった」と成長を感じ取る。

 先場所、3回目の小結で初めて勝ち越し。11勝まで星を伸ばし、「上位でも結果を残せると分かった」と自信が活躍を支えている。今場所前は首を痛め、稽古(けいこ)総見を休んだが、調整不足も感じさせず、動きの良さを見せる。

 新十両、新入幕、新三役はいずれも平成生まれで一番乗り。同世代の出世頭だったが、大関昇進では照ノ富士に先を越された。「後輩に抜かれるのは悔しい。早く追いつき、追い抜きたい」と話していた高安。綱取りがかかる兄弟子、稀勢の里に続くように、「今は手の届くところだと思っている」という大関取りの足場を固められるか。【村社拓信】

最終更新:9月16日(金)1時26分

毎日新聞