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“スマホVR”も多数登場、「東京ゲームショウ2016」開幕

Impress Watch 9月15日(木)18時23分配信

 千葉県の幕張メッセにて、「東京ゲームショウ2016」が開幕した。関係者向けのビジネスデイが9月15日~16日で、一般公開日は17日~18日。

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 2016年の東京ゲームショウは、PlayStation 4の周辺機器として展開される「PlayStation VR」の発売が間近に迫っていることもあり、さまざまなブースで「VR」が大きくフィーチャーされている。

 ホール10には「VRコーナー」も設けられ、VR関連の製品やコンテンツをまとめて体験できるようになっている。グリーやDMMなど、既存のスマートフォンゲームやPCゲームのVR対応版を試作し展示しているブースもある。またビジネスデイ初日の基調講演もテーマは「VRマーケットの展望」で、ゲーム業界がVRに向かって大きく動き出そうとしている様子が感じられる。

 本稿では、スマートフォンと連携して利用する“スマホVR”に焦点をあて、出展した各社の取り組みや最新の製品を紹介する。

 本誌ですでにニュース記事を掲載しているものでは、auが「HTC VIVE」のブースに、VRコンテンツ「Linked-door loves Space Channel 5」を展示している。複数人で遊べるのも特徴で、ガイド役のスタッフと同じ空間でプレイできる。

 通信キャリアという意味では、ホール7の出入口付近にNTTドコモが携帯電話充電コーナーを設置している。会場でスマートフォンなどの電池が少なくなってしまったら、この充電コーナーの存在を思い出したい。

 ホール5のスマートフォンスペシャルエリアでは、ソニーモバイルのスマートフォンである「Xperia」が大きく紹介されている。こちらでは、Xperiaを使い、PlayStation 4のゲームを楽しめる「PS4リモートプレイ」が体験可能で、体験できるタイトルと連携する形で、初音ミクや「龍が如く」とコラボしたXperiaの広告も展示されている。

■美少女・美男子スマホゲームもVRに

 スマートフォンゲームの中でも、VR対応機能を大々的に打ち出しているのが、“VRモード搭載美少女RPG”と銘打った「オルタナティブガールズ」。会場ではオリジナルデザインの簡易VRゴーグルにスマートフォンがセットされ、VRモードの体験が可能になっている。

 同じくスマートフォンゲームとして人気の「乖離性ミリオンアーサー」は、グリーの「GREE VR Studio」のブースにて、「HTC VIVE」を利用したVR版の体験コンテンツを展示している。このほか、DMM GAMESのブースも、女性に人気のゲーム「刀剣乱舞」(とうらぶ)のVRコンテンツを展示。シーエスレポーターズのブースでは、同じく女性に人気「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(キンプリ)のキャラクターに「HTC VIVE」で会える「VR握手会」と題したコンテンツを展示している。

■脳波計付きVRゴーグルのプロトタイプ

 変わり種では、「電通サイエンスジャム」ブースで「脳波VR」が展示されている。これは、脳波を検出できる脳波計とセットにし、VRコンテンツを見た(脳の)反応を、条件分岐などのコンテンツに活かせるというもの。利用方法を提案する体験コンテンツとして、3人の女性をVRで見て、脳波の動きで“本命”を自動的に選び出す「脳波LOVEチェッカー」なるコンテンツを楽しめる。

 「脳波VR」はスマートフォンを装着するスマホVRの一種だが、ハードウェア2種類のプロトタイプはどちらも個性的で、ひとつは空気を入れて膨らませるという、携帯性に優れたビニール製VRゴーグルになっていた。内部に使うレンズには、軍事技術の開発に携わったチームによる、高視野角なレンズが利用されている。もうひとつのプロトタイプはヘッドホンとセットになったVRゴーグルだが、外観は近未来的なデザインが施されていた。

■スマホやPC不要、オールインワン型VR HMD

 ハードウェアでは、中国メーカーを中心に新しい製品も展示されている。双日プラネットが輸入代理店として展開する中国Dlodloは、「GearVR」のような9軸センサーや操作ボタンを搭載し、スマートフォンを装着して利用するVRヘッドマウントディスプレイとして、Android用の「Dlodlo H2」、iPhone用の「Dlodlo A1」を展示。また、目元を覆う従来のヘッドセットではなく、大型のサングラスのようなメガネ型デザインを採用したVRヘッドマウントディスプレイ「Dlodlo V1」もラインナップ。こちらはスマートフォンやパソコンとケーブルなどで接続する方式になっている。これら3製品は2016年内に日本での販売が検討されている。

 さらに、スマートフォン相当の機能を内蔵したオールインワンタイプの「Dlodlo X1」も用意。こちらは2016年12月以降に日本での展開を見込む。

 オールインワン型VR HMDではほかに、クリーク・アンド・リバーのブースにて、中国IDEALENSの「IDEALENS K2 Headset」が紹介されている。サムスン製CPUなどの、ハイスペックなスマートフォン相当の機能やディスプレイを搭載しており、頭部形状を考慮したデザインも特徴になっている。同製品は、2016年内に日本でも販売される予定としており、価格は7~8万円になるとのことだった。

■そのほか

ケータイ Watch,太田 亮三

最終更新:9月15日(木)18時23分

Impress Watch