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加藤紘一氏への弔辞で山崎拓氏「YKKというネーミングは君の発案」

スポーツ報知 9月15日(木)16時5分配信

 9日に肺炎により77歳で死去した元内閣官房長官の加藤紘一氏の自民党・加藤家合同葬が、15日正午から東京・南青山の青山葬儀所で営まれた。2000年11月に第2次森内閣打倒を目指し、ともに倒閣運動を起こしたトリオの小泉純一郎元首相、元自民党副総裁の山崎拓氏ら約1000人が参列。葬儀委員長は自民党総裁の安倍晋三首相が務めた。喪主は妻・愛子さん。

 以下は山崎氏の弔辞の要旨。「体調が悪いと聞いていたので覚悟はしていたが、ついにその時が来た。見舞いに行こうと思ったが、面会謝絶だった。『YKK秘録』の出版を思い立ち、君の了承を得る必要があると思ったが、礼を欠いた出版となってしまった。YKKというネーミングは君の発案。今の政界にはない躍動感があった。君が書いた脚本を君が演出し、僕はそれに追随しただけだ。君とは1972年衆院議員で初当選した同期の桜。君は僕より常に先行していました。君がミャンマーに行く前に赤坂で天ぷらを食べたよね。『君は憲法9条改正に反対か』と聞いたら、『9条が日本の未来を守るんだ』と応えた。本当のリベラル保守がこの世を去った。最後に『加藤の乱』。あれは止めなかった僕が悪かった。すまん、と言うほかありません。親愛なる紘ちゃん。いずれ君のいるところの近くへ行く。また得意な歌を存分に聞かせてください」

 喪主の愛子夫人は「もう少し体をいたわってくれたらと思うこともあったが、思ったことにまい進するのが夫でした」と偲んだ。

 安倍首相は「私が加藤先生にご支援いただいたように、後を継がれた(衆院議員で三女の)鮎子さんを後押しして行くことを誓います」と述べた。

 その他、弔辞を述べたのは中国の駐日本特命全権大使・程永華氏、経団連名誉会長・今井敬氏の2人。主な出席者は自民党の森喜朗元首相、福田康夫元首相、麻生太郎元首相、菅義偉官房長官、河野洋平元副総理、岸田文雄外相、石原伸晃経済再生担当相、丸川珠代五輪相、自民党の小泉進次郎衆院議員、生活の党の小沢一郎共同代表、日本共産党の志位和夫委員長、民進党の辻元清美党役員室長。

最終更新:9月15日(木)16時5分

スポーツ報知