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東京都、共産党都議団独自調査に一時難色示す…豊洲市場問題

スポーツ報知 9月15日(木)21時42分配信

 東京都が築地市場(中央区)からの移転延期を決定した豊洲市場(江東区)の建物下に盛り土がなかった問題で、東京都は15日、主要施設の地下空間にたまった水を採取し、汚染されているか調査を始めたと明らかにした。都とは別に14日に現地調査を行った共産党都議団の清水ひで子政調委員長が15日、スポーツ報知の取材に応じ、都議16人でたまった水の水質を簡易検査したところ「強アルカリ性」であることが判明したことを明らかにした。

 都は外部工事が終わっていない部分から侵入した雨水の可能性を挙げていたが、有害物質を含む地下水である可能性も出てきた。

 共産党都議団は14日午後、青果棟の地下空間を視察。同日には東京都も水質調査を行っていたという。共産党都議団によると、都は「都が検査するので控えて欲しい」と独自調査に難色を示したが、「複数の目で検査すべきだ」との主張に折れる形で鍵を開けたという。

 清水都議によると、地下空間の底には平均7~8センチ、最大で15~16センチの深さの水がたまっていた。酸性とアルカリ性の度合いを測ることができる「ペーハー(PH)試験紙」を浸してみたところ、青色に変わり、強アルカリ性であることが判明した。

 豊洲市場の土壌問題を調査している元日本環境学会長の畑明郎氏は「地下水中のベンゼンやシアンが揮発して地下室内に滞留し、上部の建物内に侵入する恐れがある。ベンゼンやシアンは魚介類や青果などに付着するので、食品の安全性が損なわれる危険性がある。また、豊洲新市場で働く人や出入りする人の健康を損ねる可能性もある」と指摘している。

 清水都議は、新市場が東京ガス工場の跡地であることから「石炭を燃やして残った灰などの影響があるのではないか」と話す。同都議団は、採取した水を検査機関に提出。数日後には成分結果が明らかになるという。

最終更新:9月15日(木)21時42分

スポーツ報知

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