ここから本文です

ウィッツ青山学園高校事件 「教材送らなくていい」容疑者指示 生徒に教科書行き渡らず

産経新聞 9月15日(木)12時33分配信

 「ウィッツ青山学園高校」(三重県伊賀市)をめぐる就学支援金不正受給事件で、同校運営会社「ウィッツ」元監査役の馬場正彦容疑者(56)=詐欺容疑で逮捕=が、自身が実質経営するキャンパスの事務員に「お金を払っていない人(生徒)には教材を送らなくていい」と指示していたことが15日、関係者への取材で分かった。

 実際に一部の生徒には教科書などの教材が届いていなかった。一方で馬場容疑者は、その生徒の支援金請求を続けており、東京地検特捜部は犯意を裏付ける事実とみて調べている。

 関係者によると、馬場容疑者は東京都千代田区にあった同校「四谷LETSキャンパス」(昨年末閉鎖)の事務員に、一部の生徒については入学後も教材を配布しなくていいと指示していたという。

 事件をめぐっては、同校を指導する立場の三重県伊賀市や、文部科学省もトラブルや問題のある募集方法を当時から把握しながら放置していたことがこれまでに判明。行政によるチェックがほとんど行われていなかったことが次々と明らかになっている。

 馬場容疑者は平成26年6月までウィッツの監査役を務め、親会社の「東理ホールディングス」では教育事業部長職にあったが、特捜部が同校や同社などを捜索した2日後の昨年12月10日、退職していた。

最終更新:9月15日(木)12時33分

産経新聞