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裁判官「失ったものは大きい。心身ともきれいになって」 高知被告と五十川被告に有罪判決

産経新聞 9月15日(木)14時56分配信

 覚せい剤取締法違反(所持・使用)などの罪に問われた元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)被告(51)と、知人の元クラブホステス、五十川敦子被告(34)の判決公判が15日、東京地裁で開かれた。室橋雅仁裁判官は両被告に懲役2年、執行猶予4年、(求刑ともに懲役2年)の有罪判決を言い渡した。

 この日、20席用意された一般傍聴席に対し、傍聴希望者384人が列を作り、倍率は約19倍となった。

 高知被告は黒い上下スーツに黒い短髪姿、五十川被告も黒い女性用スーツに、茶色の長髪を後ろに束ねた姿で出廷した。

 室橋裁判官は判決で「遅くとも平成22年ごろから、高知被告が五十嵐被告に購入資金を渡し、覚醒剤や大麻を購入させて、密会場所で使用していた。五十嵐被告も自身で密売人から購入し、単独で使用したり、高知被告と一緒に使うなどしていた。常習性や依存性は顕著だ」と指摘。一方で、「2人とも前科前歴はない上、社会的制裁を受けた」などと実刑を回避した理由を説明した。

 その上で、室橋裁判官は高知被告に「事件であなたが失ったものは大きい。だが事件後、10代からの薬物使用を素直に話したのは、更生の思いが後押ししたのだと思う。(エステ店経営など)健康に携わる側にいる者として、まずは自身が心身ともにきれいになってほしい」と説諭した。高知被告は頻繁にまばたきをしながら聞いていた。

 高知被告は8月31日の初公判で「刺激を求めていた」と話し、起訴内容を認めた。事件後に離婚した女優、高島礼子さん(52)については「申し訳ないという言葉しか出てこない」と謝罪していた。

 判決などによると、両被告は知人のパーティーを通じ平成18年ごろに知り合い、遅くとも22年ごろからともに覚醒剤を使用。6月24日、横浜市内のラブホテルで覚醒剤を使用した上、計約6グラムを所持したなどとされる。高知被告は大麻取締法違反罪(所持)にも問われていた。

最終更新:9月15日(木)15時24分

産経新聞