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慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)とは 「ほとんどの人が持っているが一部の人だけに病気を引き起こす」

AbemaTIMES 9月15日(木)12時0分配信

「ほとんどの人が持っているとされているEBウイルスがなぜ一部の人だけに病気を引き起こすのかという根本的な理由はわかっていない」東京医科歯科大学の新井文子講師はそう話す。CAEBVに冒されるとリンパ腫、白血病を発症することが多いが、もう1つ血球濃色症候群という病態もある。腫瘍の性質が強くなって高じてくるとリンパ腫、白血病になり、炎症の性質が高じてくると、血球濃色症候群という体中の免疫反応がエスカレートして制御できなくなる病状に陥る。

プロスノーボーダーの荒井daze善正さんは元CAEBV患者だ。「最初は倦怠感が出て微熱が続いたりしたが、次第にリンパが腫れ手足がしびれて麻痺してきた」という。その後日常生活より滑りに影響が出始め、着地でうまく立てなかった時には周りからも指摘されたそうだ。「慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)」と診断されるまでにはおよそ1年かかった。

病気の初期は腫瘍としての性質よりも炎症性疾患としての性質が強いため、あらゆるところに炎症を起こしていく。典型的なのは熱や肝臓の障害、目の炎症や皮膚炎といったもので、肝炎や神経障害と混同し、診断が遅れるのだという。

腫瘍や感染症といった病気は難病の指定にはならないという条件があり、CAEBVの難病指定は遅れている。新井文子講師は「この病気は感染症という名前は付いているものの、皆が持っているウイルスであり感染すれば発症というものでもない。また腫瘍の性質は持っているが普通の腫瘍とは違った性質があるため一概に考えて欲しくない」と述べ、認知が少しでも増えるといいと加えた。

CAEBVの患者会「SHAKE」のホームページには、CAEBVのチェックシートがある。原因不明の体調不良や、炎症が続く場合はチェックシートを参考にして、医療機関で精密検査を受けることが、早期発見につながる。

最終更新:9月16日(金)11時6分

AbemaTIMES