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アジアのエレベーター市場低迷。日立、東芝、三菱がそろって普及機へ投入へ

ニュースイッチ 9月15日(木)7時22分配信

中国やインドで中・低層建物向けに照準

 日本のエレベーター大手3社は、海外で中価格帯市場を開拓する。東芝エレベータ(川崎市幸区)は2016年度内に、中国向けに既存機種よりコストを1―2割低減した新製品を発売。日立製作所は価格を抑えた世界標準機種を開発し年末にインドに投入する。同国では三菱電機が15日に新工場を稼働させる。各社の海外事業の柱は中国の高価格帯機種だったが市場は低迷している。今後は単価は下がるが台数規模の大きい中価格帯市場も重視し成長を持続させる。

 東芝エレベータは中国政府が低・中所得世帯に提供する「保障性住宅」をターゲットとした新製品を投入する。既存の標準型エレベーターに比べて部材の外部調達比率を50%から70%以上に引き上げ、設計も変更して、信頼性は維持しつつコストを低減する。

 日立はアジア地域を対象とした世界標準機を開発する。標準機をベースに各国のニーズに合わせてカスタマイズした製品を投入する。部材の共通化などでコスト削減や納期短縮につなげる。特にインドではこれまで超高価格帯のみの展開で販売台数はごくわずかだったが、世界標準機で高・中価格帯を開拓する。

 三菱電機はインドで初となる工場をカルナタカ州に建設し、15日に稼働させる。年産能力は5000台。主に中・低層建物向け「ネクシーズライト」を現地生産し、価格競争力を高める。現地での営業拠点も増やし拡販する。

 世界のエレベーター市場は年約100万台で、そのうち5割以上を中国が占める。これまで同国の高層マンション・オフィス向け高価格エレベーターの需要が市場を押し上げてきた。

 しかし経済成長の鈍化で15年の不動産投資は前年比1・0%増にとどまり、高価格帯エレベーター市場も低迷している。一方、中国でも中・低価格帯住宅向けエレベーター市場は拡大傾向。またエレベーターで中国に次ぐ世界2位のインドや、ほかの新興国でも中価格帯が伸びている。

最終更新:9月15日(木)7時22分

ニュースイッチ

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