ここから本文です

秋の行楽、日帰りツアーを強化 岡山県内バス会社など

山陽新聞デジタル 9月15日(木)8時10分配信

 秋の行楽シーズンを前に、岡山県内のバス、旅行会社が日帰りツアーの販売に力を入れている。今年は曜日配列の関係で長期休暇が取りにくいことから、比較的安くて手軽に出掛けられるバス旅行をアピールする社が目立つ。旬の味覚や紅葉狩りといった定番に加え、目的地を明かさないミステリーツアーなど多彩なプランを用意している。

 下電観光バス(岡山市)はグルメツアーを充実させている。鳥取県の観光農園で特産の二十世紀梨の収穫体験をした後に梨を使った8品の創作料理を味わえるプラン(7474円)や、京都府の美山かやぶきの里を散策し国産マツタケの蒸し物やすき焼きなど計10品の懐石料理を味わうツアー(1万8900円)などを売り込む。

 同社は「大がかりな準備が要らないのが日帰りバスツアーの魅力。短い連休でも参加でき、昨年を上回るペースで予約が入っている」という。

 阪急交通社岡山支店(岡山市)もバスツアーを積極的に販売。人気の高い宝塚歌劇の鑑賞やホテルのランチバイキングが付いたコース(1万5800円)、京都府の伏見稲荷大社や平安神宮といったパワースポット5カ所を巡るプラン(8980円)などを薦める。

 担当者は「予約状況は前年を大きく上回っている。海外はテロ事件もあり、国内旅行に目を向ける人が多いようだ」と話す。

 10月8日から秋会期が始まる瀬戸内国際芸術祭ツアー(9800円から)を扱うのは井笠観光(笠岡市)。笠岡港に集合し、貸し切り船で香川県の粟島、伊吹島といった開催地を巡る。「芸術作品をじっくり鑑賞できるよう、ゆとりのある行程を組んでいる」と同社。

 両備ホールディングスの両備バスカンパニー(岡山市)は発着場所と時間のみを伝え、行き先や昼食の内容が当日まで分からないミステリーツアー(7980~8800円)を企画。「旅慣れした人には物珍しさもあって人気」(同社)といい、9月に計11回計画したところ、既にバスを増便した開催日があるという。

 このほか、歴史に精通したガイドとともに京都の紅葉名所「圓光寺(えんこうじ)」や詩仙堂を約3時間かけて巡る「京都・ものがたりウォーク」(1万2千円)などテーマ性を持たせたツアーも売り込んでいる。

最終更新:9月15日(木)8時10分

山陽新聞デジタル