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調査費再び否決...年度内実現困難に 金山・炭酸温泉復活計画

福島民友新聞 9月15日(木)10時10分配信

 金山町の9月議会は14日、最終本会議を開き、炭酸温泉地質調査費など1100万円を削除、修正した一般会計補正予算案を可決し閉会した。調査費に関しては事実上「否決」された形。町はダム建設によって只見川に沈んだ炭酸温泉の源泉を本年度中に調査し、観光誘客に役立てる方針だったが、年度内の実現は困難な状況となった。

 最終本会議で町議から補正予算案に対する修正動議が出され、議長を除く採決で賛成5、反対4で動議が可決された。その後、調査費などを削除した修正案を全会一致で可決した。削除の理由について、「福祉の予算を充実させるべき」「町民の理解が得られていない」などとしている。

 調査は県の地域創生総合支援事業の一環で、県の補助金800万円を受けて実施される予定だった。手続きの関係上、年度内に予算を再計上するのは困難とみられる。調査費は4月の臨時議会でも「説明が不十分」などとして否決された経緯がある。

 同町大塩地区には江戸時代から地元住民に親しまれる炭酸温泉があったが、約60年前のダム建設で只見川の水位が上がり源泉が水没。町は温泉施設の建設などを視野に調査を計画していた。

 町は「議会の判断を踏まえ今後対応を検討したい」としている。

福島民友新聞社

最終更新:9月15日(木)10時10分

福島民友新聞