ここから本文です

【業界初】特定不妊治療をサポートする保険 その中身と注意点とは

マネーの達人 9/15(木) 5:18配信

不妊治療に係る保険の引き受けが解禁となり、出産時の給付や特定不妊治療の保障が受けられる保険が実際に発売されることになりました。

それが、日本生命保険相互会社が10月2日から発売する、女性向けの新商品「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険”ChouChou(シュシュ)!”」です。

晩婚化に伴う高齢出産の増加で、不妊治療を考えている方にとっては、気になる商品ではないでしょうか。

具体的な保障内容とは

体外受精や顕微授精といった特定不妊治療は、医療保険制度の対象外で、1回あたりの平均治療費約30~40万円が全額自己負担となります。公的助成制度のみでは治療費を賄えず、経済的な負担が大きいことがネックでした。

しかし、今回発売される「シュシュ」では、所定の特定不妊治療を受けた場合、1~6回目は1回につき5万円、7~12回目は1回につき10万円が支給されます。(最大12回)

出産給付金については、1人目を出産した場合は10万円、2人目は30万円の出産給付金がもらえるなど、出産回数に応じて給付金が増額となり、回数に制限なく給付金を受け取ることができます。

ベースは三大疾病保障保険

出産と特定不妊治療をサポートする、業界初の保険として注目されていますが、ベースは三大疾病保障保険です。

三大疾病とは、がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中のことで、この保険では三大疾病にかかった場合に一時金が給付され、万一死亡した場合には死亡保険金が給付されます。

三大疾病保障保険に、出産や特定不妊治療のサポートが付帯された契約です。そのため、すでに三大疾病保障保険に加入されている方は、「シュシュ」に加入する場合は既存契約の見直しが必要になります。

注意点とは

これから不妊治療を考えている人にとって、すぐに使えるかのかというと、そうでもないので注意が必要です。

出産に関する保障は、加入してから1年を経過した後に始まるため、すぐに妊娠した場合は支払い対象外となってしまいます。

特定不妊治療に対する保障に関しては、加入してから2年を経過した後に始まるので、すぐにでも不妊治療を受けたいという方にとっては、今から加入しても遅いといった事態になります。

保険料は年齢によって異なりますが、加入できる16歳から40歳まで月々1万円ほど。満期時に一時金が支払われるためもあり、保険料は高い印象です。

まとめ

晩婚化に伴う高齢出産の増加で、不妊治療を考える夫婦が増えてきました。

今回、日本生命から特定不妊治療をサポートする保険が発売されることで選択肢が増えるのはいいことだと思います。実際、この保険に加入して、安心して特定不妊治療を受けることができる夫婦も増えてくるのではないでしょうか。

一方で、加入するとなると保険料は月々1万円ほどかかり、家計にとっては安い出費ではありません。コストをかけても保障を受けたいかについて、消費者自身がよく考えてから加入を検討するようにしてください。(執筆者:垣内 結以)

最終更新:9/15(木) 5:18

マネーの達人