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パラ初出場の辻沙絵、銅メダルへと繋がった決断

カンパラプレス 9/15(木) 11:22配信

 リオパラリンピックの大会8日目にあたる14日、オリンピックスタジアムで陸上女子400m(T47クラス)決勝が行われ、日本記録保持者の辻沙絵(日体大)が、1分00秒62で3着に入り、今大会では陸上女子で初めてのメダルとなる銅メダルを獲得。レース後には「有言実行通り取れて良かった」と嬉し涙を見せた。

ラスト100mの勝負と決めていた

 スタートから飛び出した4人に対し、辻は冷静に予定していた通りのレース展開で後ろから追いかけていった。「後半に落ちてくると思っていたので、自分はラスト100mで勝負すると決めていた」という辻。最終コーナーに入り疲労で足が動かなくなった2人を追い抜き、3番目に浮上。そのままゴールし、銅メダルを獲得した。

「(3着でゴールしたことは)わかってはいたが、ゴールした瞬間、本当にメダルが取れたことが信じられなかった」と辻。パラリンピックは予想以上に輝かしい場所だった、と振り返った。

 自身初の国際大会となった昨年の世界選手権でも「全く緊張することはなかった」と強心臓ぶりを見せていた辻だったが、やはりパラリンピックは別ものだった。この日、競技会場に入る前、辻は緊張で冷静になることができなかったという。そこで日本で応援している高校時代の親友に連絡を取り、正直な気持ちをぶつけた。

「レースをするのが怖い……」

 すると、親友はこう言って励ましてくれた。
「大丈夫。たった1分で終わること。沙絵にならできるよ」
 その言葉が辻の気持ちを落ち着かせてくれた。

 親友の言葉を胸に、辻はスタートに着いた。そして、こう自分に言い聞かせた。
「大丈夫。きっと、できる。何が何でもメダルを取ってみせる」

 号砲とともにスタートすると、勢いよく飛び出した4人にみるみるうちに距離を開けられた。しかし、辻に焦りはなかった。
「昨日、スタートリストを確認したら、みんな似たようなタイムだったので、自分のレースさえすれば、結果は自ずとついてくる、と思いました。なので、誰が飛び出してもそれについていかずに、自分はラスト100mが勝負だと思って走っていました」
 その言葉通り、最終コーナーで落ちてきた2人を一気に追い抜き、ゴールを駆け抜けた。

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最終更新:9/15(木) 19:12

カンパラプレス

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