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休園中の熊本市動植物園、一部再開へ 誕生したキリンの赤ちゃんを報道陣に公開

西日本新聞 9月15日(木)12時6分配信

 熊本地震で大きな被害が出て休園している熊本市動植物園(同市東区)が、本年度中に比較的被害が少なかった施設の一部を再開することが14日、分かった。8日には、震災を乗り越えてマサイキリンの「小春」から雄の赤ちゃんが誕生。市民憩いの場の再出発に向けて、明るい兆しが見えてきた。

液状化によってひび割れや陥没している熊本市動植物園の園路

 園は、広範囲で液状化による地盤が隆起したり、沈下したりする被害に見舞われた。特にシロクマやペンギンなどの獣舎が並ぶ正門付近は被害が深刻で、通路には大きな亀裂や段差が生じたままになっている。埋設した給排水管は損傷し、獣舎などの建屋の損壊も激しく、復旧には少なくとも1年以上かかる見通し。一方、再開を待ち望む声が多数寄せられていた。

 再開するのは比較的被害の少なかった南門側で、ヤギや羊に触ることができる「動物ふれあい広場」や花畑など。通路の安全が確保され、仮設トイレの設置などを進めることで、土、日曜と祝日に限定して開園する予定という。担当者は「復旧工事や安全面の確認の進み具合に合わせて、開園エリアを広げていきたい」と話している。

 園は14日、誕生したマサイキリンの雄の赤ちゃんを、報道陣に公開。赤ちゃんは、母親の後を元気いっぱい付いて回る愛らしい姿を見せた。現在は推定で体高173センチ、体重55キロ。成育状況は順調という。名前は今後決める。

 飼育を担当する松本松男さん(50)は「久しぶりに園から明るい話題を提供できた。元気な姿を早く見てもらえるよう、一日でも早く完全に再開できるよう頑張りたい」と話した。

=2016/09/15付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:9月15日(木)12時6分

西日本新聞

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