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「甲状腺がん」...累計34人に 2巡目検査、新たに4人が診断

福島民友新聞 9月15日(木)11時21分配信

 県と福島医大は14日に開かれた県民健康調査検討委員会で、原発事故発生時18歳以下の県民を対象とした甲状腺検査を巡り、2巡目の本格検査(6月末現在)で新たに4人が甲状腺がんと診断され、累計34人になったと報告した。がんの疑いは25人。

 「がん」や「がん疑い」は前回報告(3月末時点)から2人増の計59人で、このうち54人が1巡目の先行検査で「問題なし」と診断されていた。検討委は「現時点で放射線の影響は考えにくい」と従来と同様の見解を示した上で、引き続き詳細な分析を進める。

 検査では、原発事故直後から3年目までの先行検査と、2014(平成26)年4月から始まった本格検査の結果を比べて放射線影響などを調べる。程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定、BとCが血液や細胞を詳しく調べる2次検査に進む。本格検査は14年度に25市町村、昨年度は34市町村で行い、約27万人が受診した。

 「がん」や「がん疑い」と診断された59人のうち54人は先行検査でA1、A2と診断され、残る5人はB判定だった。59人の内訳は男性25人、女性34人で腫瘍の大きさは5.3~35.6ミリ。事故当時の年齢は5~18歳。このうち、事故から4カ月間の外部被ばく線量が推計できたのは32人で最大値が2.1ミリシーベルト、12人が1ミリシーベルト未満だった。

 約30万人が受診した1巡目検査と合わせ、これまでにがんと診断されたのは計135人、がん疑いは39人となった。

福島民友新聞

最終更新:9月15日(木)11時21分

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