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2億円の実施設計白紙に 小田原市、市民ホール建設費減額で

カナロコ by 神奈川新聞 9月15日(木)11時10分配信

 小田原市が、整備を検討している市民ホール「芸術文化創造センター」の建設費を減額することが分かった。市の財政が2022年度に収支不足に陥る見通しとなったことが主な理由。これに伴い、約2億円をかけて作成した実施設計などが白紙に戻る。

 加藤憲一市長が6日や14日に開かれた市議会9月定例会の本会議で、明らかにした。

 市の財政推計では、22年度に約14億円の収支不足に陥る見通し。加藤市長は6日の本会議で、「建設費の減額は避けられない状況にある」と説明。「財源との兼ね合いから、実施設計図書に基づく整備は難しいとの考えに至った」とした。

 市によると、センターは基本構想の段階から延べ約3千人の市民が参加し、基本・実施設計作成のために約2億円を費やした。加藤市長は「多くの市民が参画し、経費と時間をかけてたどり着いた実施設計を実現することができず、大変申し訳なく、おわび申し上げる」と頭を下げた。

 また14日の一般質問で、篠原弘氏(誠風)から実施設計を採用できない影響を問われ、「新たに設計料が発生するほか、整備スケジュールにも影響を及ぼすことが考えられる」と答弁。「早期整備を望む市民の期待に応えるためにも、適切かつ確実に整備を進めたい」と強調した。

最終更新:9月15日(木)11時10分

カナロコ by 神奈川新聞