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彗星の如く現れた大砲 もしも吉田正尚がフルシーズン出ていたら…

ベースボールキング 9月15日(木)11時30分配信

オリックスに差した希望の光

 パ・リーグ最下位に沈み、クライマックスシリーズの出場が完全消滅するなど、事実上の“終戦”を迎えたオリックス。しかし、チームに漂うのは暗いムードだけではない。

 最終盤のチームに希望の光をもたらしている一人のスラッガーがいる。ドラフト1位ルーキーの吉田正尚だ。

順調なスタートも...

 敦賀気比高から青山学院大を経て、2015年のドラフト1位でオリックスに入団。173センチ・80キロと小柄な体格をものともしないフルスイングで長打を量産し、侍ジャパン大学代表では4番も務めた。

 ルーキーは開幕一軍入りを果たすと、開幕戦に「1番・指名打者」でデビュー。球団の新人では73年ぶりとなる“開幕戦のトップバッター”
を勝ち取り、プロ初安打を含む5打数2安打としっかり結果も残してみせた。

 ところが、開幕から1カ月を迎えようというところでアクシデントに見舞われる。「7番・左翼」で出場した4月23日のロッテ戦で腰痛を発症し、無念の途中交代。翌24日には登録を抹消され、そこから長い二軍生活に入った。

 実戦復帰は7月の下旬。思いのほか時間を要したものの、8月12日に一軍復帰を果たすと、そこから男の逆襲がはじまる。

復帰後は28戦9発、長打率は6割超!

 復帰した12日の西武戦こそ4タコで終わるも、翌13日のゲームでは二塁打2本をマーク。18日の日本ハム戦では先発に転向した直後の増井浩俊から嬉しいプロ初アーチを記録すると、一気にギアを上げた。

 一軍復帰以降だけで見ると、28試合で.323というハイアベレージ。9本塁打、24打点の大暴れで、出塁率と長打率を合わせたOPSは1.079と驚異的な数字を叩き出している。

 もしもフルシーズン出ていたら...。野球に“タラレバ”は禁物なのだが、そういう気持ちが出てしまうのも仕方がないと思えるほど打ちまくっているのだ。


【復帰後の吉田正尚】※8月12日~9月14日
28試 打率.323(99-32) 本塁打9 打点24
四球16 死球1 三振11 盗塁0(盗塁死2)
出塁率.422 長打率.657 OPS1.079

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最終更新:9月15日(木)15時38分

ベースボールキング

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