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細田守監督に美大栄誉賞 「マリオ」宮本氏に続き

北國新聞社 9月15日(木)3時9分配信

 金沢美大は14日、同大卒のアニメ映画監督細田守氏(48)=富山県上市町出身=に「金沢美術工芸大学栄誉賞」を授与することを決めた。栄誉賞の授与は「スーパーマリオ」シリーズなどを手掛けた任天堂の宮本茂氏(同大卒)に続き2人目となる。同日、前田昌彦学長が都内で細田氏に打診し、細田氏が快諾した。

 栄誉賞は、国際的な評価を受け、大学の知名度を高めた卒業生に贈られる。11月に金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開かれる開学70周年記念式典で授与される。

 細田氏は1991年に金沢美大美術科油画専攻を卒業した。長編アニメ「時をかける少女」(2006年)「サマーウォーズ」(09年)「おおかみこどもの雨と雪」(12年)「バケモノの子」(15年)を手掛けた。

 作品は国内外で上映され、日本アカデミー賞アニメ作品賞などの受賞歴がある。10月の東京国際映画祭で細田氏の特集が組まれることが決まっている。

 都内の事務所で、前田学長から打診を受けた細田氏は「道半ばの私でいいのかと思うが、この賞を激励と受け止めて一層頑張りたい」と語った。

 金大工学部跡地への移転を控える母校に対しては、「学生の創作意欲を刺激し続ける魅力的な大学であってほしい。そうした大学が東京や大阪でなく、金沢にあることが日本にとって大切でないか」とエールを送った。

 大学時代に細田氏を指導した経験のある前田学長は「学生の指標になる存在になった。国内外で評価され、栄誉賞にふさわしい」と教え子をたたえた。

北國新聞社

最終更新:9月15日(木)3時9分

北國新聞社