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オバマ政権の女性たちがいかに発言力を高めたか

BBC News 9月15日(木)12時0分配信

米オバマ政権の中にいる女性たちは、互いに支え合うことで発言力を高めてきたという。米紙ワシントン・ポストが13日、歴代政権と同様に当初は圧倒的に男性中心だったオバマ政権で、次第に女性補佐官や顧問たちが発言力を得るようになったという記事を発表した。

ワシントン・ポストによると、「オバマ大統領の就任当初、トップレベルの補佐官や顧問の3分の2は男性だった。女性たちは、大事な会議にはゴリ押ししないと出席できないし、出席しても発言はしばしば無視されたと不満を抱いていた」。そこで女性の政策顧問たちは、政策決定に対する発言力を高めるため、重要な会議で女性が発言すれば、それをお互いに「補強・増幅」するようにしたという。

つまり、女性顧問の提案が無視されないよう別の女性出席者が発言を繰り返し、他人に横取りされないよう、誰の発案かはっきり明示して繰り返すというやり方だ。

オバマ政権の元顧問は同紙に対して、「いつしかみんなでそうするようになっていたし、意識してやっていた。毎日必ず」と話した。

「amplification(補強、増幅)」と呼ばれるこの手法は、「shine theory(輝き理論)」と呼ばれる現象に関係するもので、成果を出しているようだ。

オバマ氏の就任当初、政府高官のほとんどは男性だった。しかし今の男女比は対等に近づきつつある。

オバマ大統領が2期目になって女性の政策顧問を増やし、政策決定にもっと参加するよう促したというのも、「輝き理論」の効果のほどを表している。

「輝き理論」とは? 

「shine theory」という表現は、米ポッドキャストの人気番組「Call Your Girlfriend(ガールフレンドに電話して)」の司会者アン・フリードマンさんとアニマトウ・ソウさんがよく使っているものだ。

フリードマンさんは2013年5月の記事で、「あなたが輝かないと私も輝かない」と説明している。

自分の仕事を評価されるためには、女性同僚と競争するよりも互いに支え合った方が有益で、自分のキャリア成長につながるというその主張は、米国の女性たちの間で共感を呼んだ。

「最高に優れた人たちに囲まれている方がいい。自分が比較されて見劣りするのではなく、優れた人に囲まれていた方が自分も良くなるから」とフリードマンさんは提案し、「本物の自信は伝染しやすい」と書いている。

なぜ大事なのか

男性が圧倒多数の職種では、女性は威圧されていると感じて、意見や主張の発言をためらうようになることがある。

周りの応援があれば、自信や友情を築くことができる。有能な同僚と会話がしやすくなれば、仕事への意欲が高まることもある。

その人がどういう人に囲まれているか、どういう人間関係を築いているかが、評価の根拠になりやすいし、成功は成功を生むというのが、「輝き理論」の示唆するところだ。

(英語記事 'Shine theory': How women are plugging the gender gap)

(c) BBC News

最終更新:9月15日(木)12時0分

BBC News

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