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【米大統領選2016】パウエル元国務長官、トランプ氏を「国家の恥」と批判

BBC News 9月15日(木)18時44分配信

米ジョージ・W・ブッシュ政権の国務長官などを歴任したコリン・パウエル氏が、大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏を「国家の恥」と呼んでいたことが、流出した電子メールで明らかになった。

共和党支持者で統合参謀本部議長も務めたパウエル氏の電子メールは、過去にも注目されたハッキング事件への関与が指摘される「DCリークス・ドット・コム」が掲載した。

今回の選挙戦で公の発言を控えてきたパウエル氏は、流出メールについて、「これ以上コメントしない」としつつも、「否定しない」と述べた。

流出メールからは、パウエル氏が民主党候補のヒラリー・クリントン氏に関しても、クリントン氏が国務長官時代に公務に私用メールやサーバーを使っていた問題への対応が「尊大だ」と批判していたことが明らかになった。

トランプ氏に関する発言は、今年6月17日に元側近でジャーナリストのエミリー・ミラー氏あてに送られたメールに書かれていた。

パウエル氏はトランプ氏について「国際的なつまはじき者」で、「自身を破滅させる過程にある」とも述べていた。

米オンラインメディアのバズフィードは、パウエル氏がメールで「民主党は彼(トランプ氏)を攻撃する必要がない」と述べたと伝えた。

先月21日付の別のメールでは、オバマ大統領が米国生まれであることに疑問を唱える「バーサー運動」を推進したとしてトランプ氏を批判している。

パウエル氏は、「そう、一連のバーサー運動は人種差別だった」とし、「99%がそう信じている。トランプはそれ(出生地への疑義)が主張できなくなると、出生証明書にイスラム教徒と書いてあるんじゃないかとも言っていた」と述べた。

しかし、流出メールにはパウエル氏がクリントン候補についても、同氏のメール問題の対応に不満を募らせていたことが示されている。

「残念なことだ……。HRC(クリントン氏のフルネームの頭文字)は2年前にこの問題を収束させることもできた。私を引きずり込んだりせず、単に正直に何をしたのかみんなに話していれば」

「あんな手は試みるなと、彼女のスタッフに3度も言った。(ニューヨーク市郊外の)ハンプトンのパーティーで彼らの注意を引くために、ちっちゃな癇癪(かんしゃく)まで起こしたんだ」

クリントン氏は、パウエル氏がAOLの私用メールアカウントを国務省で使っていたと指摘し、自身の行為は特別なものでなかったと説明していた。

パウエル氏は昨年、ビジネス上のパートナーであるジェフリー・リーズ氏にあてたメールで、「HRCが手を触れるのもはすべて、彼女の尊大さで台無しになってしまう」と書いていた。

(英語記事 Colin Powell calls Trump 'national disgrace' in email leak)

(c) BBC News

最終更新:9月15日(木)18時44分

BBC News