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円が全面安、日銀緩和期待で売り優勢-対ドルで一時103円台前半

Bloomberg 9月14日(水)10時13分配信

14日の東京外国為替市場では円が全面安。日本銀行の追加緩和への期待から円売りが優勢となり、ドル・円相場は一時1ドル=103円台を回復した。

午後3時8分現在のドル・円相場は前日比0.4%高の102円96銭。一時は103円20銭と今月6日以来の水準までドル高・円安が進み、その後103円ちょうど前後でもみ合う展開となった。

日銀は20、21日の金融政策決定会合で行う異次元緩和の「総括的な検証」で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深掘りを据える方針だと、日本経済新聞の電子版が報じた。国債購入では長期と短期の金利差を広げるように促すことも協議するという。

バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラテジストは、ここからさらに円安に行くかは分からないが、日銀への期待感があり、会合を迎えるまでは「ある程度ドル・円もしっかりした推移になりやすい」と指摘。利回り曲線を傾斜化させること自体に円安効果はあまりないが、「それによってマイナス金利の深掘りが可能になるという話であれば、多少円安の影響は出てくると思う」と話した。

ブルームバーグがエコノミスト43人を対象に7-12日に実施した調査では、来週の決定会合で追加緩和を行うとの予想が23人(54%)と、わずかながら半数を上回った。緩和手段としてはマイナス金利の深掘りが引き続き有力な一方で、黒田東彦総裁がそのコストに言及したことで慎重論も根強い。ブルームバーグは13日、日銀が金融緩和の一環として買い入れている長期国債の平均残存期間の柔軟化を検討していることが事情に詳しい関係者への取材で分かったと報じた。

ノムラ・インターナショナルの後藤祐二郎シニアFXストラテジスト(ロンドン在勤)は、「やるやらないは別として、方向性としてはマイナス金利が主要な政策として位置づけられ、かつ何らかの形でスティープニングもしくは過去2カ月くらいで進んだスティープニングを維持させるようなオペレーション、国債購入の柔軟化といったあたりが出てくるという期待感は強い」と語った。一方、ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、ドル・円について「期末を控えた売りで103円台は重い状況となっている」と指摘。「このまま高値を買っていけるかというと微妙なところ」と話した。

Hiroko Komiya

最終更新:9月14日(水)15時9分

Bloomberg

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