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欧州債:反発、ドイツ10年債は4営業日ぶりに上昇

Bloomberg 9月15日(木)1時55分配信

14日の欧州債市場では、ユーロ圏加盟国の国債が全般的に安定化の兆しを示した。経済指標は日銀や欧州中央銀行(ECB)の追加緩和を正当化する内容で、投資家は最近の債券売りが本格的な下げの始まりにはならないと判断した。

ドイツ10年債利回りは4営業日ぶりに上昇。15日発表される8月のユーロ圏消費者物価指数確定値ではインフレ率がゼロ付近にとどまったことが明らかになり、ECBの緩和が打ち止めではないとの観測が再燃するとみられている。ドラギECB総裁は先週の記者会見で、来年3月で終了予定の量的緩和策について延長を示唆せず、これをきっかけに世界的に債券売りが広がっていた。

アムンディ(ロンドン)のアグリゲート戦略責任者のマイルズ・ブラッドショー氏は「経済成長はまずまずながら十分に強くはなく、インフレも十分に強くはないというファンダメンタルズは実際変わっていない。従って欧州や日本では追加的な刺激策や金融緩和の必要性が依然ある」と述べた。

ロンドン時間午後4時9分現在、ドイツ10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のプラス0.028%。2026年8月償還債(表面利率ゼロ)の価格は0.426上昇し99.721。利回りは一時、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた6月24日以来の水準まで上昇する場面もあった。

スペイン10年債利回りは3bp低下の1.07%。イタリア10年債利回りも3bp低下の1.29%となった。

ポルトガル国債は2023年10月償還債と37年4月償還債を合計7億5000万ユーロ(約865億円)発行し、朝方に売られたが持ち直した。同国10年債利回りは6月27日以来となる3.35%に上昇した後、3.27%に低下した。

原題:European Bonds Stabilize as Amundi Says Case for Stimulus Intact(抜粋)

Lukanyo Mnyanda

最終更新:9月15日(木)1時55分

Bloomberg