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英中銀:政策金利据え置き-年内の追加利下げ可能性を依然示唆

Bloomberg 9月15日(木)21時16分配信

イングランド銀行(英中央銀行)は15日、政策金利据え置きを発表した。欧州連合(EU)離脱選択の長期的な影響を見極めつつ、年内に追加利下げが依然あり得るとの認識も示した。

金融政策委員会(MPC)は、EU離脱決定後の最近の経済データは予想よりも強かったものの、そこから長期的な予想を立てることはできないと指摘。「景気見通しの輪郭」について見方は変わっていないと説明した。

11月時点の見通しが8月に公表した予測と「おおむね一致」していれば、「メンバーの過半数は(年内に)政策金利を事実上の下限に引き下げることを支持する意向だ」とした上で、MPCは下限をゼロ付近だが、ゼロよりわずかに高い水準と考えていると説明した。

中銀は政策金利を過去最低の0.25%で据え置くことを全会一致で決めた。8月に発表した国債と社債の購入プログラムを継続する決定も全会一致だった。

EU離脱を決めた国民投票後の経済指標は予想より良好なものの、カーニー総裁をはじめ当局者らは8月の政策パッケージ投入後の状況を見守っている。

議事録によると、8月の決定に一部反対票を投じたフォーブス、マカファティー両委員は依然として、現在の状況は新たな国債購入プログラムを完全には正当化しないと考えている。ただ、「ただちにプログラムを反転させた場合に生じ得る経済へのコスト」を踏まえ、当面これを継続することに反対はしなかった。

中銀は8月の景気刺激パッケージの当初の効果について楽観する根拠があるとし、社債スプレッドの縮小や住宅ローン金利と国債利回りの低下、資産価格の上昇を指摘した。その上で「資産価格および家計と企業が直面する金利の変化、それによる経済活動への影響を注視する」と表明した。

原題:BOE Sees Chance of Another Cut This Year as Rate Held at 0.25%(抜粋)

Scott Hamilton

最終更新:9月15日(木)21時16分

Bloomberg