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高知東生被告、人情派裁判官の説諭に涙 待つのは険しい更生の道

スポニチアネックス 9月16日(金)5時35分配信

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)罪などに問われた元俳優の高知東生(本名大崎丈二)被告(51)と、愛人の元クラブホステス五十川敦子被告(34)に対し、東京地裁は15日、いずれも懲役2年、執行猶予4年(ともに求刑2年)の判決を言い渡した。覚醒剤の所持量が多く依存性が高いと指摘。一方で高知被告が将来的に芸能活動を再開する可能性について、担当弁護人は「未定」とした。

 高知被告は先月31日の初公判と同じ黒いスーツ姿。五十川被告とは終始目を合わすことはなく、伏し目がちだった。冒頭に本名を聞かれて「大崎丈二です」と答えた以外は、小さな声で「はい」と4回発しただけだった。

 五十川被告も初公判と同じく、アイラインとシャドー、ファンデーションが濃く、長めのまつげが上を向いたギャル風メーク。高知被告の方を向くことなく、神妙な面持ちだった。

 高知被告は室橋雅仁裁判官から、エステ店を経営していることを念頭に「健康に関わる仕事をすることはいいことですが、まずはあなた自身が心身ともにキレイな体になることが一番」と説諭されると、黙って小さくうなずいた。退廷時は目に涙を浮かべ、傍聴席にいた五十川被告の父親に向かって頭を下げた。

 担当の弁護人によると、控訴はしない意向だ。閉廷後に「こういうことは二度と繰り返さない」と話したという。

 猶予刑だったが、重めの量刑となった。法曹関係者によると、両被告のような「初犯の薬物事犯」では執行猶予3年が一般的とされる。室橋裁判官は、覚醒剤の所持量が約4グラムと、使用回数にして100回以上に当たる量だったことから「単純所持としては多く常習性や依存性が認められる」と非難し、執行猶予期間を4年とした。

 一方で「犯行を素直に認め、10代からの薬物使用歴を供述した」と、高知被告が正直に打ち明けたことなどを考慮し、情状酌量の余地があると判断した。

 離婚した高島礼子の実父を介護するため芸能界を引退したと報道されていた高知被告。初公判では「なぜか知らないが引退して介護をすると報道されていた」と、芸能活動を辞めたつもりがなかったことを明かしていた。支援者に芸能関係者が多く、将来的に復帰を願う可能性もあるが、現時点では何も決まっていない。弁護人も「今後については未定」とした。

 高知被告は月1回、薬物依存脱却のための通院を続ける。警察庁によると、覚醒剤事犯の再犯率は50歳以上で83・1%となっている。何をするにせよ、険しい更生の道が待ち構えていることだけは確かだ。

最終更新:9月16日(金)7時17分

スポニチアネックス

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。