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心配なのは骨折だけじゃない、すぐに始めたい骨粗しょう症対策

ZUU online 9月16日(金)6時10分配信

みなさんは骨粗しょう症についてどのくらいご存知でしょうか?

骨粗しょう症は骨折や腰痛を引き起こすだけでなく、実は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクも高くなるといわれています。まずは症状や怖さを認識し、すぐ始めたい骨粗しょう症対策として、30代など若い時期から行える予防法やトレーニングの方法を紹介します。

■骨がスカスカになる骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨がスカスカになってもろくなる病気です。自覚症状がほとんどないので、病気を発見することは難しく、骨折して初めてこの病気に気付く人が多いといわれています。

健康な骨は骨密度も高く丈夫ですが、骨粗しょう症の骨は骨密度が低下してもろくなっているので、転んだり、少しぶつけたりしても骨折しやすいのです。

骨粗しょう症を引き起こす主な原因は、加齢、病気や服用している薬の影響、そして食事や運動の生活習慣の3つが挙げられます。異なる原因から症状を引き起こすため、骨粗しょう症の疑いがある場合は原因を調べることがとても大事となります。

● 加齢
加齢による骨粗しょう症は、カルシウムの吸収能力の低下やホルモン分泌の低下による骨密度の低下が原因です。

骨を形成するのにかかせないカルシウムは、腸から吸収されます。しかし、年齢を重ねるにつれて腸からカルシウムを吸収する力が低下してしまい、それに伴い骨密度も低下します。また、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」はカルシウムが骨から溶け出すのを抑制する働きがありますが、このエストロゲンは加齢とともに減少してくるため、カルシウムの吸収がうまくできずに骨がもろくなってしまいます。

● 病気や服用している薬の影響
病気やその治療薬による骨粗しょう症は、罹患している病や服用している薬によって骨の強度を低下させてしまうことが原因です。

● 食事や運動習慣
骨粗しょう症の多くは、偏った食事や運動不足が原因であるといわれています。また、煙草や飲酒の過度な摂取もカルシウム不足の原因となり骨折しやすくなります。

■骨粗しょう症の怖さ

体の中にあるカルシウムの99%は骨の中に貯蔵されています。カルシウムが不足するとカルシウムは骨から溶けて補おうとするので、カルシウムの摂取量が少ないと骨の中のカルシウムは減少して、骨粗しょう症を引き起こす原因になります。

骨粗しょう症は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高いという怖さがあると紹介しましたが、実はこのカルシウムが原因なのです。

先に述べたように、カルシウムの摂取量が少ないと骨の中のカルシウムを溶かして体内の不足分を補おうとします。その結果、血中のカルシウムが多くなり血管内で石灰化を起こします。血管壁が固くなるだけでなく、血管壁を傷つける恐れがあるのです。骨粗しょうは、骨だけの病気ではないといえるでしょう。骨粗しょう症の治療や予防に取り組むことで、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。

■30代の若いうちから始めたい骨粗しょう症対策

加齢に伴い骨密度は減少していきますが、30代の若いうちからカルシウムの重要性を認識し、予防とトレーニングを行うことで充分な骨密度を保ち、骨粗しょう症を予防することができます。

骨粗しょう症を予防するには、カルシウムだけを摂取するのではなく、食事からビタミンD、ビタミンK、マグネシウム、たんぱく質やリンなどを一緒に摂取すると、腸からカルシウムが吸収されやすくなります。これらの栄養素を含んだバランスの良い食事を1日3回規則正しく取ることが大切です。

乳製品や牛乳、小魚、干しエビや大豆食品にはカルシウムが多くまれています。ビタミンDはうなぎ、サンマ、きくらげ。ビタミンKは納豆、ホウレンソウ、ブロッコウリー、キャベツなど。マグネシウムは大豆にも含まれています。

運動による骨粗しょう症予防は、基本的には体重をかける運動(自重トレーニング)が効果的です。片足立ち、ウォーキング、階段の上り下り、ジョギングやエアロビクスがあります。また、これらの運動は屋外で行うとさらに効果的です。日光浴をすることで骨の形成を助けるビタミンDが作られます。

骨のトレーニングも、骨粗しょう症予防として期待できます。骨は、振動に作動して骨密度を上げようとします。踵落とし、一段昇降、ミニジャンプは骨に振動を与えるため、骨のトレーニングとして効果的です。

骨粗しょう症の予防対策やトレーニングを始めれば、骨折や腰痛だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞も予防することにつながります。(提供:ヘルスグリッドオンライン)

最終更新:9月16日(金)6時10分

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