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DNA鑑定の検証実験開始 「袴田事件」3者協議

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月16日(金)7時49分配信

 2014年3月の静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(80)の即時抗告審で、東京高裁と東京高検、弁護団による3者協議が15日、同高裁であった。大島隆明裁判長から弁護側DNA型鑑定の検証実験が始まったことが報告された。また、弁護側が求めていた全証拠の一覧表(証拠リスト)の開示勧告について11月7日の次回3者協議までに判断することも伝えられた。

 同高裁は昨年12月、検察側が選んだ鑑定人による検証実験の実施を決めた。3者協議終了後の弁護団の会見によると、再審開始の根拠となった弁護側DNA型鑑定の検証実験は最近、「予備実験」に入ったことが大島裁判長から伝えられた。

 弁護団の一人は予備実験について「検証実験の具体的方法を決めるためのプロセスで、ようやく検証実験が始まった」と説明。弁護側DNA型鑑定に用いられた「選択的抽出法」と呼ばれる手法の原理についても確認するとみられるという。

 弁護側は15日、証拠リストの開示について検察側が今月1日付で提出した「意見書」に対する反論書を提出。改めて「迅速な審理のために証拠リストが必要」などと訴えた。これに対し、検察側は「不必要」との主張を繰り返したという。

静岡新聞社

最終更新:9月16日(金)7時49分

@S[アットエス] by 静岡新聞