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布袋、江角、GACKTも…芸能人をカモにした投資詐欺の手口

日刊ゲンダイDIGITAL 9月16日(金)9時26分配信

 布袋寅泰(54)、江角マキコ(49)、GACKT(43)ら芸能人を投資詐欺のカモにしていた男が14日、警視庁に再逮捕された。

 男は、都内の投資コンサルタント会社「クエストキャピタルマネージメント」社長の松井直幸容疑者(47)。2009年9月~昨年2月にかけ、15都府県の63人に対し、実体のない先物取引の投資話を持ちかけ、計約113億7000万円をかき集めていた。布袋、江角、GACKTの3人も被害者だと、発売中の週刊新潮が報じているが、中には「1人で20億円投資した“セレブ”もいた」(捜査事情通)というから、仰天だ。

「松井容疑者はロン毛の遊び人風ですが、もともと証券マン。外資系証券会社でデリバティブを担当していた。その後、独立し、00年にク社を設立しましたが、08年9月のリーマン・ショック以降、資金繰りが悪化し、詐欺に手を染め始めたようです。『数百分の1秒単位の高速取引ができる独自のシステムを使うので、リスクはほとんどない』などと、毎月3%の配当をうたっていた。一応、独自のシステム開発は進めていたようですが、開発を委託した会社が倒産し、集めた金を配当に回すというウソの上塗りを続けていました」(前出の捜査事情通)

■華麗な人脈で信じ込ませる

 いかにも詐欺っぽいのに、なぜGACKTや布袋が騙されてしまったのか、不思議だ。

「内情は自転車操業でしたが、松井容疑者は南麻布にオフィスを構え、家賃50万円は下らない世田谷区の高級マンションに住み、赤いフェラーリなどの高級外車を複数所有し、羽振りの良さをアピールしていた。フェラーリオーナーの集まりに顔を出すなどして会社役員や医師などセレブ人脈を広げ、その中にGACKTなどの芸能人がいたというわけです。華麗な人脈で投資家を安心させ、時には個人投資家をフェラーリに乗せ、言葉巧みに勧誘することもあった。松井容疑者は元証券マンのプロですから、ウソ八百の投資家向けの報告書も運用データをグラフにするなど、本格的なものを送っていました」(関係者)

 もっとも、自転車操業が長く続くわけもない。配当は昨年2月に完全に止まっていた。

 ク社はその翌月に、関東財務局から「出資金を流用している」などと警告を受け、松井容疑者は先月25日までに詐欺と金融商品取引法違反の疑いであえなく御用に……おいしい話は疑ってかかるべし、だ。

最終更新:9月16日(金)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL