ここから本文です

【フィリピン】長野県と八十二銀、観光PR第2段

NNA 9/16(金) 8:30配信

 長野県と八十二銀行は15日、フィリピンで2回目となる「長野県観光セミナー・商談会」をマニラ首都圏マカティ市で開催した。観光協会、ホテル、リゾート施設などが、雪や紅葉といった自然を中心に県の特色をアピール。現地の旅行代理店は、長野県を訪日リピーターの目的地として期待する一方、「長野をフィリピン人にもっと知ってもらうことが重要」と話し、周知活動の継続を求めた。
 
 軽井沢観光協会は、軽井沢~長野を走る観光列車「ろくもん」や、むささび見学ツアー、ショッピングモールなどを現地の旅行会社に説明した。軽井沢は一般的な日本の観光地とはやや趣が異なり、重要文化財の旧三笠ホテルや、軽井沢ショー記念礼拝堂をはじめ西洋文化の香る土地。観光協会事務局の柏木麻里氏は、「フィリピン人は欧米文化にも関心を持つ。キリスト教のお国柄か、軽井沢に著名な教会があることを知ると身を乗り出して話を聞いてくれた」と手応えを感じていた。
 東急リゾートサービスは、斑尾でスキー場、ゴルフ場、ホテルから成るリゾート施設を運営している。商談会では、スキーやスノーモービルといったウインタースポーツや、四季折々の草花などを売り込んだ。
 北海道に次ぐ「雪の観光地」として長野を認知してほしいものの、雪のみを目的に訪れるフィリピン人は少ない。そこで、岐阜県の白川郷や飛騨高山、富山県の立山黒部、栃木県の日光東照宮といった近隣県の観光スポットと連なる旅のルートを提案し、ツアー途中に立ち寄ってもらう方法を考えている。東急リゾートサービスの「ホテル・タングラム」で営業支配人を務める本山秀明氏は、「今はフィリピンの旅行会社にルートの存在を周知している段階。将来的にツアーが組まれるようになれば、団体旅行客が一気に増える可能性もある」と話した。
 
 ■韓国なども積極誘致
 
 周知の重要性を認める声は、旅行会社からも聞かれた。今年7月の訪日旅行者は前年同月比24.0%増の2万300人と、訪日旅行の人気は高いものの、長野県をよく知るフィリピン人は多くない。フィリピン旅行代理店協会(PTAA)のパウル・ソー副会長は、「長野県は、東京、大阪、北海道などを旅した人が次に訪れる土地」という見方だ。「誘客には成田や羽田などの国際空港、フィリピン国内の商業施設などに長野県の看板を出す。こうした刷り込み活動が大切」と訴える。
 パイオニア・ツアーズのジェーン・クイエンケン社長は、「長野県は、日本の地方の中では誘致に積極的な印象。他国では韓国やスペイン、スイスが売り込みに力を入れている。今回のセミナー・商談会のような誘致活動を継続してほしい」と話した。
 長野県と八十二銀行は、昨年10月に初の観光セミナー・商談会を開催した。第2段となる今回は、初回の2倍に当たる17団体が長野県から参加。会場には、フィリピンの現地旅行会社を中心に26団体が訪れた。

最終更新:9/16(金) 8:30

NNA