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日本の紙おむつメーカー、高機能品拡充 働く女性のニーズに対応

SankeiBiz 9月17日(土)8時15分配信

 子供用紙おむつメーカーが、高機能商品を相次いで投入している。少子化の影響で数量ベースでは市場縮小が避けられない中、働く女性の増加もあって、子供1人にかける費用が増え、品質向上のニーズも高まっているからだ。日本製の紙おむつは海外でも人気が高く、日本で培った技術は中国などにも展開できるため、各社は国内で高機能紙おむつをさらに拡充していく構えだ。

 「ムーニー」「マミーポコ」の2ブランドを展開する国内最大手のユニ・チャームは16日、「プレミアム」と呼ばれる高機能品をさらに上回る「ハイプレミアム」と呼ばれる分野に進出し、テープタイプの「ナチュラル ムーニー」を10月25日に発売すると発表した。

 肌触りのふわふわした天然素材「オーガニックコットン」を表面シートに初めて採用。ほかにも、シートを弱酸性の状態に保つなどして、「肌へのやさしさ」に徹底してこだわった。

 新生児用に加えて、S、M、Lの各サイズを用意。店頭価格(税別)はそれぞれ約1300円と、1枚当たりでプレミアムの1.3~1.5倍を想定している。今後は中国にも輸出する方針だ。

 ハイプレミアムでは「パンパース」を擁するプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ジャパンの「肌へのいちばん」が先行している。同社は4月、パンツタイプを追加。合わせてテープタイプも刷新し、3Dプリンターを使って設計を変え、吸収力を高めた。

 子供用紙おむつでは「メリーズ さらさらエアスルー」を販売する花王も6月にテープタイプの商品を刷新し、通気性を向上させた。大王製紙は「グーン」を10月にも刷新する。

 国内の子供用紙おむつ市場は少子化に直面し、中国人観光客の爆買いにも陰りがみられる。ただ、ユニ・チャームによると出産の高年齢化や働く女性の増加で子供への支出が増え「高品質で安全な商品のニーズは高まっている」(川上陽子・グローバルマーケティング本部アシスタントブランドマネージャー)という。このため、高機能品拡充の傾向は今後も続きそうだ。

最終更新:9月17日(土)8時15分

SankeiBiz