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「舞鶴の景色描いていく」 田主誠さん「心の旅 版画館」開幕 京都

産経新聞 9月16日(金)7時55分配信

 舞鶴市出身の版画家、田主誠さんの作品を集めた「第4回田主誠 心の旅 版画館」が15日、舞鶴赤れんがパークで開幕。関係者らが出席して、会場の赤れんが倉庫5号棟でオープニングセレモニーが行われた。バイオリン演奏の後、田主さんがあいさつに立ち展示された作品の解説をするとともに、「自然が残る舞鶴は本当に素晴しい。今後も舞鶴の景色を描いていきたい」と抱負を述べた。

 産経新聞に連載中の「いい日本みつけたシリーズ」の原画のほか、舞鶴の美しい風景を再現した「舞鶴百景シリーズ」や、ライフワークの「三角形シリーズ」など254点が展示され、版画家としてのこれまでの歩みをたどる展覧会。3年前の秋にスタートして、以後毎年この時期に開いている。

 全展示作品を市に寄贈するのもこの展覧会の特徴で、今回のものを加えると寄贈作品は800点を超えることになる。

 今回の展示作品の中でも、三角形シリーズの「WORKI」と「WORKII」は、昭和52年に旧ユーゴスラビアのリュブリアナで開かれた国際版画ビエンナーレに出品し、入賞を果たした記念すべき作品。「私の創作活動の原点」(田主さん)として大切に保管してきたが、今回初めて展示することになった。

 また、産経新聞の連載が600回を超えた「いい日本みつけたシリーズ」から舞鶴を題材にした作品など19点▽国立民族学博物館時代に民族文化から影響を受けて制作した「仮面シリーズ」82点▽世界の民話シリーズ55点-などを展示している。

 田主さんは「世界には多様な文化があることを大勢の人に知ってほしい。特に若い人に見てもらいたい」と話している。

 10月2日まで、入場無料。会期中の毎日曜日には田主さんによるギャラリートーク、9月17日と10月1日には版画ワークショップ、24日にはミュージアムコンサートが開催される。問い合わせは舞鶴市文化振興課((電)0773・66・1019)へ。

最終更新:9月16日(金)7時55分

産経新聞