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フェリー問題審議 前新潟副知事、知事への報告1カ月後 「真摯に反省」

産経新聞 9月16日(金)7時55分配信

 日本海横断航路計画で使う中古フェリーの契約トラブルをめぐり、県議会の総務文教委員会は14日、集中審議を行った。トラブルが起きた平成27年に副知事として事業を担当していた森邦雄氏が参考人として出席。昨年8月下旬に購入契約を結んだことを泉田裕彦知事には約1カ月後に伝えたとした上で、重要な判断を事後報告としたことを「真摯(しんし)に反省したい」と釈明した。

 県は、フェリーの購入契約を結んだナフジェイ・パナマの親会社、新潟国際海運(新潟市中央区)に3億円を出資する筆頭株主。泉田知事は、契約は事後報告で交渉過程を全ては知らなかったとこれまで主張しており、前副知事の森氏の説明は事後報告について知事の主張を裏付けた格好だ。

 事前に報告しなかった理由について、森氏は「問題点の絞り込みをやってから情報を上げようと考えた」と説明した。

 ただ、自民党の小島隆氏の質問に対し、森氏は「知事には全てではないが、必要と思われる情報は上げていた」とした上で、県政の業務全般に関して「情報量は私より知事の方がはるかに持っており、私の段階でコントロールするという大それたことはできない」と強調した。

 トラブルの責任について森氏は「パナマの(処理すべき)問題と割り切るか、官民挙げてのプロジェクトなので県、経済界が(対処策を)提案するかは、トップの判断ではないか」と述べるにとどめ、自らの考えを示すのは避けた。

最終更新:9月16日(金)7時55分

産経新聞