ここから本文です

DeNA桑原が先頭打者弾…中畑前監督の「遺産」でCSに前進

日刊ゲンダイDIGITAL 9月16日(金)12時22分配信

 前監督の「遺産」が、クライマックスシリーズ(CS)出場を手繰り寄せた。

 15日の阪神戦。1番の桑原がプレーボール直後の初球を左中間スタンドに運んだ。今季2本目となる先頭打者本塁打。メッセンジャーの146キロの直球をものの見事に叩いて、チームを勢いづかせた。打ち合いになった終盤の八回には、試合を決定づける右前適時打。試合のなかった4位・ヤクルトとの差を4ゲームに広げる活躍を見せた。

 交流戦後から1番に定着した今季は、ここまで125試合に出場して打率.274、11本塁打、49打点の成績。チーム関係者が、「この活躍を最も喜んでいるのが中畑前監督だと思いますよ」とこう続ける。

「中畑監督の1年目に入団(11年ドラフト4位)し、ガッツのある明るい性格が気に入られて目をかけられた。打撃に課題を残しながら(14年=打率.257、15年=同.184)、『アイツはチームの雰囲気を変えるなにかを持っている』と我慢強く起用してもらい、それが今年の飛躍につながっているのは間違いありません」

 この日は、中畑前監督が守護神に抜擢した2年目の山崎康が、2点差の九回を3者凡退で締め、プロ野球史上初となる新人から2年連続30セーブを達成。投じた9球すべて直球という圧巻の投球で復調を印象付けた。愛弟子だった4番の筒香も初回の犠飛と五回の適時打で2打点。98打点としてトップの広島・新井に並び、本塁打と合わせてリーグの2冠に立った。

 中畑前監督は新規参入したDeNAに持ち前の情報発信力で客は呼んだものの、就任4年間の成績は6位、5位、5位、6位。クライマックスシリーズ出場すらかなわなかったが、チームに残したのは元気と明るさだけではなかった。

最終更新:9月16日(金)12時22分

日刊ゲンダイDIGITAL

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月28日(水)