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虎・高山が初左腕から弾!セ新人原超え127安打&打点大台「60」

サンケイスポーツ 9月16日(金)7時0分配信

 (セ・リーグ、阪神6-8DeNA、23回戦、阪神14勝8敗1分、15日、甲子園)広い聖地に収まりきらない成長曲線だ。秋風に乗せて、右中間へ深く突き刺した。高山が一時逆転の6号2ラン。本拠地の広さと左投手への対応に“一発回答”した。

 「(投手が)左とか右とか言っている場合じゃない。どんな投手が来ても打つしかないので」

 1-2の三回一死一塁。先発・石田の2球目、背中から入ってきたスライダーを一閃した。高い弾道でみるみる伸びる。浜風とは逆の、本塁から右中間方向へ吹く追い風に乗り、着弾した。

 今季の阪神の左打者は広い聖地に泣いた。福留が2本塁打、高山が7月30日の中日戦で1本塁打していたのみで、これが甲子園自身2本目。しかも、左投手からはプロ初本塁打。この試合まで対右投手の打率・290に対し、対左投手は同・244。5日の練習後には金本監督から「左(腕)には相性が悪い。打てそうにない左のときに外すことも僕は育成だと思っている」と厳しい目を向けられていた。

 だが、指揮官の教えも体に染みこませて、着実にステップアップ。残り10戦を切り“一発”で答えを出した。

 今はとにかく負けるのが悔しい。自身の安打、本塁打数への執着はない。9月に入り、甲子園歴史館の企画展示用に貸し出していたプロ初安打のボールと、使用バットが手元に戻ってきた。ようやく! と喜んでもおかしくないが、高山は「もらえるんですか? こだわりは特にないんですが…」と静かに受け取った。プロ初の満塁弾を放った際、記念球を回収しようか? と問われても丁重に断った。ファンに届き、勝利につながれば、それでいい。

 「本塁打は本塁打でよかったかもしれないですけど。別にあの本塁打がどうという試合じゃない。もっと考えないといけないことがあるので」

 60打点とし、新人の左打者では1984年の小早川毅彦(広島)の59打点を抜き、98年の高橋由伸(巨人)の75打点に次ぐ史上2位。新人の127安打は、並んでいた81年の原辰徳(巨人)を上回り、単独9位。だが、勝利につながらなくては意味がない。キッと引き締まった表情で、高山は未来だけを見ている。

最終更新:9月16日(金)8時42分

サンケイスポーツ

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