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大ヒット映画「君の名は。」の主題歌・挿入歌ではないのに、なぜか意識してしまう“アノ曲”

M-ON!Press(エムオンプレス) 9月16日(金)18時43分配信

現在上映中の新海誠監督最新作の映画「君の名は。」とAimerの「蝶々結び」がリンクしていると話題になっている。「君の名は。」の主題歌と挿入歌を手がけているのがRADWIMPSで、「蝶々結び」の作詞作曲が野田であるという共通項はあるが、この映画とは関係のない「蝶々結び」が「君の名は。」とリンクしていると思ってしまうのは、映画にも「蝶々結び」にも“赤い紐”が登場し、それぞれにおいて重要なキーワードになっているからだろう。

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この曲をプロデュース&楽曲提供しているのは、数年前からAimerの歌声に心惹かれていたというRADWIMPSの野田洋次郎。元々「蝶々結び」は彼が長い間温めていた曲だそうだが、Aimerの声と出会ったことで、つまり、Aimerの声があったからこそ、この曲はこの世に送り出され、多くの人たちのもとに届いた歌になった。

Aimerの「蝶々結び」のシングルジャケットには、Aimerが赤いリボンを蝶々結びにして長い髪を束ねている姿が写っている。「君の名は。」の主人公のひとり、宮水三葉も赤い組紐で長い髪をキュッと蝶々結びにして束ねるシーンが印象的だった。何本もの細い色糸を、時間をかけ、思いを込めて何回も何回も組んで1本の紐にする組紐は、「君の名は。」の中で宮水三葉ともうひとりの主人公・立花 瀧を繋げる重要な役割りを担っているし、岩井俊二が手がけた「蝶々結び」のミュージックビデオには、若い男女ふたりが赤い紐の“片っぽ”と“もう片っぽ”を持ち、繋がるシーンがあり、「君の名は。」を観た人ならば、このふたりに三葉と瀧を重ねてしまう人も多いだろう。

野田は新海誠監督が描いた物語の内容やテーマを知ったうえで、「君の名は。」の主題歌と挿入歌を書いたはずだが、「蝶々結び」は野田が長い間温めていた楽曲だ。

にも関わらず、この曲の歌詞と世界観はあまりにも「君の名は。」の数々のシーンやいくつもの台詞と重なり合う部分が多いため、もしかしたら野田は新海誠監督が描いた物語を受け継いで、「蝶々結び」の歌詞を書いたのかもしれないとか、Amierならばこの曲を聴き手と身近な距離にしてくれると信じて、野田はこの歌をAimerに手渡したのかもしれないとか、あれこれ想像を膨らませてしまう。

野田洋次郎とAimerとの出会いも、野田と「君の名は。」との出会いも、お互いがたぐり寄せた赤い紐で繋がっていている。

“「君の名は。」×「Aimer」”のリンクに気づいた人たちもまた赤い紐で繋がっているのだ。

TEXT BY 松浦靖恵

最終更新:9月16日(金)18時46分

M-ON!Press(エムオンプレス)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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