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【巨人】報知G担キャップが提言…CS下克上へ残り12試合で徹底的にカープ意識を!

スポーツ報知 9月16日(金)6時6分配信

 巨人が「仮想CS最終ステージ(S)」となる敵地マツダでの広島戦に臨んだが、4安打と沈黙。今季10度目の完封負けを喫した。先発・田口は6回1失点と粘ったが、7回に西村が先頭に死球を与えると、3番手・山口もピンチを広げ、1死一、三塁で村田が痛恨の失策。8回には戸根が田中に3点二塁打を浴び、凱旋試合となったカープの引き立て役に甘んじた。巨人担当の水井キャップは勝負のCSへ、残り12試合、徹底して広島を意識して戦うことを提言した。

【写真】由伸監督ら首脳陣は試行錯誤が続いた

 さすが優勝チームと褒めるべきか。巨人の元気があまりにないと言うべきか…。CS第1Sを勝ち抜けば、CS最終Sで戦う宿敵・広島相手に、同じマツダの舞台で完敗した。わずか4安打だった。由伸監督は「何とか、もうちょっと打ってくれないとね。点を取らないと勝てないわけだから」と奥歯をかみしめた。

 試合後の会見。「そんな先の話をされてもあれだけどなあ…」と指揮官は多くを語らなかったが、CSを意識しないはずがない。今季は広島に15ゲーム差をつけられ、目前で優勝を持っていかれた。あの9・10以降、チームの合言葉は「マツダで雪辱を!」だからだ。

 相手の先発は岡田。CS最終Sではジョンソン、野村、黒田に次ぐ4戦目で相対する可能性はある。だが、降板した5回まで2安打のみに抑え込まれた。140キロ台後半の真っすぐに差し込まれた。6回からは一岡、今村、大瀬良が登板。広島の勝ちパターンが続々と出てきたが、点を奪うことはできなかった。

 8月下旬。由伸監督は、広島との今後の戦い方について、こう話していた。

 「どういう形でポストシーズンを迎えるか分からないけど、1年間通した印象はあると思う。そういう意味では、嫌だなと思わせることは必要だと思う」

 この日は逆に、相手側にいいイメージを残してしまった。岡田とは前回対戦となった8月7日のマツダで、3回までに3点を奪って降板に追いやっていた。だが、一岡らも同様に自信をつけさせてしまっては意味がない。今後の対戦を見込んで、阿部や村田らは、あえて長くボールを見ていた打席もあった。いわゆる“種まき”をしたわけだが、何よりも勝つことが先の短期決戦につながったはずだ。

 7回に2点目を献上する失策を犯した村田に対し、指揮官は「きっちりアウトを取らないと。相手は優勝チームなわけだから。(勝つのは)難しくなるよね」と指摘した。今季、巨人の広島戦の成績は12勝12敗の五分。マツダでも5勝7敗と悲観する数字ではない。だが優勝で盛り上がる広島の地で再度、「強い巨人」を植え付けるためにも、隙を見せてはいけない。

 今年の広島は強い―。認めざるを得ない。ならば残り12試合で、徹底的にカープを意識して戦っていくべきだ。ジョンソン、野村、黒田、岡田。たとえ他球団の投手であろうと、各自が似たピッチャーに対して仮想して打席に入り、打つ方向を決める―などもありだろう。指揮官はこれまで「短期決戦を経験している選手が多いから、大丈夫じゃないかな」と語っているが、さらなる上積みをしないと勝てない相手だ。それだけ今の広島の勢いはすごい。下克上を成し遂げるには、この完敗もプラスにしなくてはならない。(水井 基博)

最終更新:9月16日(金)8時3分

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